こんにちは。事務員O(ｵｰ)です。
弊社では建物の解体だけでなく、様々な内容の”撤去”の案件も承っておりますが、
その中で時折「井戸を撤去してほしい」といったご依頼をいただくことがあります。
自分は普段の生活で井戸を見かけることはあまり、というかほとんど無いのですが、
ハマーズに入社してからこういった案件を度々目にするようになり、
「思ったより井戸ってあちこちにあるんだなあ。」
なんて思ったり。
でも考えてみれば昔は人々の生活に欠かせないものだったわけで、
こと首都圏の人口を鑑みればたくさんあって当然ですよね。
建築においては、適切な処理がされていない井戸の上に建物を建ててしまうと、
地盤が緩んでしまったり、地下水を汚染してしまうなどといった
さまざまな悪影響が出てしまう（可能性が高い）ことから、
その適切な処理をするために私たちのような専門の解体業者へ
撤去依頼が来る場合があるわけです。
多くの地域において井戸には神様が宿っているとされており、
埋め戻しをする前にはお祓いを行うのが一般的です。
必ずしなければならないといった決まりは無いのですが、
地域の風習などを重視されているお客様も多く、
弊社が担当する現場では多くの場合お祓いが行われています。
お祓いが済んだらさっそく埋め戻し・・・と行きたいところですが、
その前に「息抜き」と呼ばれる井戸の中の水や空気、ガスなどを抜く作業をします。
先ほど言った悪影響というのはこの残った水やガスなどが原因で発生する場合が多いため、
ここをしっかりやっておくのが大事なポイントになります。
地面から出ているのは息抜き用のパイプ
息抜きが済んだら井戸の中を土や砂などで埋め、蓋をして、土を被せて完了です。
現場の状況によっては工程が多少異なることもありますが、概ねこういった手順になります。
この写真の現場では井戸の枠を残しましたが、井戸そのものを撤去する場合もあります。
ここまでの内容はあくまで一例ということで、ご参考まで。
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