(筆者撮影)

 

 
小さな円と、
大きな円。


例えば
小さな円が個人で、
大きな円が会社や社会だとします。


二つは、
重なり合う部分が多いほど、
相互理解が容易くて、
円満な関係を保つことができるでしょう。


または、
もし仮に重なり合う部分が僅かだったとしても、
取り巻く環境が安定しているなら、
良い関係は
保たれていたのではないでしょうか。



でもコロナを前後して、、、
私たちはいま、
とても大きな環境変化に晒されていることは
みんなが感じていますよね。


すると、
私という円と
属する会社や社会という円との重なりが
薄ければそれだけ
足元から不安定になります。


会社も社会も
多くを包摂する分、
私たちより
広く大きな円になっています。


しかし個人とは
勝手で我儘なもので(笑)
自分中心で物事をみては
重なり合わないものに文句を付けたり
自分に合わないものを批判したり、、、


あたかも、
自分に合わせないまわりが間違っている!
という態度をとったりします。


しかし
それで良いのでしょうか、、、


小さいながらにも
私たちがそれぞれの円を大きくして、
重なり合う部分を広げさえすれば
それで丸く収まることが
多いのに。


小さな円の中に、
過去の知識や経験、実績ばかりを詰め込んで、
まわりのあらゆるものを
自分に合わさせようとしても、、、
そうは問屋が卸さないはず。
 
 
変わらなければならないのは、
間違いなく、
私たちのほう。


円を広げなければならないのは
まわりではなく
きっと、
私たちのほう。


小さな円のままで止まらずに、
円を大きくして行かなければならないのは、
会社も社会も、
そして
私たちひとりひとりも
同じです。


過去からの価値観やものの見方、
そんな了見で
未来を評価しようとしても
正しい評価が
下さるはずはありません。


いま私たちは、
かつてないレベルの大きな円で
思考することを
求められているのではないでしょうか。