2011年8月時点のものです。
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塩竈は、海からちょっと小高い山になっているところ。
あっち行ったりこっち行ったりと山の中に入っていくと、
やたらとでかいトラックが出入りすると思ったら、山を切り拓いたところにも
がれきが運び込まれていました。
で、山~住宅~と入り混じる坂道を行くと、偶然にもペットの葬儀場が!!

株式会社ペットメモリアルサービス さんです。
飛び込みで大変失礼かと思ったのですが、お話を聞かせてくださいました。
本当にありがとうございます。
311から10日間、電気が通じず、火葬はできませんでしたが、
業者から灯油が入ってきたので再開。
それでも水はなかったので不自由な作業でした。
沿岸の火葬施設は全滅だったので、こちらには病院や保健所からの紹介で知った
人々が連れてきたそうです。
直後はさぞかし忙しかっただろうと思いきや…
遺体のピークは4~5月だったそうで。
確かに、3月の震災直後はこちらの火葬場の情報すらわからず、
そもそも人間も生活がままならず、
さらには遺体自体も見つからないまま1、2か月が過ぎたのがほとんどだそうです。
確かに…そりゃそうですよね…
ただピークにも、普段の3割増し程度だったそうです。
遺体の多くは人間と同じく流されたり、地方ですから火葬せず
土葬する人も多かったようです。
確かに、一か月以上経って運よく遺体が見つかっても、腐敗したり
形すら明確でなかったり。
持込みようのない遺体もたくさんあったことでしょう。
山の上にあるので、無事だった葬儀場まで、連れてくる交通手段が
ない人も多かった模様。
砂まみれになった遺体を、きれいに洗って連れてきた人もいたそうです。
袋に10kgほどの砂を持ってきた人も。
中は3kgほどの小型犬の遺体がはいっていたのですが、
砂と一緒になってわけられない状態だったと。
聞けば聞くほどリアルな悲痛な思いが伝わってきました。
痛感したのは、火葬や葬儀などの儀式は、
残った人間にとって、大切な心の区切りなんですね。
葬儀って、死んだ人や動物のためというより、
これから生きていく人のためにあるんだなってはっとしました。
「これでやっとうちの子を供養してやれた」
そんな場面に立ち会うスタッフのみなさんは、穏やかに、冷静に
お話を聞かせてくださいました。
こちらでは、ここも被災地ですが国からの助成はなし、
自腹を切っての1割引きで、津波で死んだペットたちの火葬を請け負ったそうです。
そうか、助成なかったんだ…
緊急を要するものではないかもしれないけど、心の区切りに
とっても大切なものではあるんだけどな…
もやもやしてしまいました。
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※日本ペットスクール川崎校は
8月11日(土)~8月19日(日)
の期間、夏季休暇とさせていただきます。
*本日の名言*
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塩の辛さ、砂糖の甘さは学問では理解できない
だが、なめてみればすぐ分かる。
[松下幸之助]
松下電工 パナソニック創業者
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yuzu-tan