獣医や動物看護師の継続教育推進のために、JBVP(日本臨床獣医学フォーラム)では、
年次大会以外にも、夜な夜な各地の貸し会場にて各分野第一線で働く先生方による
レクチャーが行われています。
3000円と安価な上に。事前予約なしで行けるので、仕事の状況次第で行けるのも素晴らしい。
私がこれまで参加したのは、矢崎さんの行動学。
対象が動物病院関係者になりますので、パピーレッスンのこととか。
「ちょっと待って!そのパピークラス大丈夫?基礎編」
「ちょっと待って!そのパピークラス大丈夫?応用編」
「しつけ・問題行動についてみんなで考えてみよう!~矢崎先生に一問一答!~」
ここらへんが、月に一回のペースでしたので仕事後に通うことができました。
今回参加したのは、小林哲也先生のレクチャー。
テーマ:基礎から学ぶ腫瘍学「癌患者の栄養学-2013」
同じテーマのものは、別に取得勉強を進めているペット管理栄養士の講義でも聴講したのですが、
今回は獣医師向けなので、理解を深める目的で参加してきました。
さすが大人気の小林先生、立ち見(椅子出してもらってたけど)も出るほど盛況です。
比較的若い人が多かったかな。
死因ワーストに挙げられるものが、1位がん、2位心不全、3位腎不全 と言われます。
他にも、関節炎、歯周病、痴呆など、老犬介護も含めトリマーとしても相談を受けたりする
ことは増えています。もちろん専門分野はそれぞれのプロにお任せして、
それでも日々の栄養管理や配慮など、カットはどうすればいいか洋服は着せるべきかとか
ごはんは?サプリは?など、本当に細かい具体的なことを相談できる相手というのが、
飼い主さんからは求められているように感じます。
ですからこのペット業界も、シニアとか介護とかのサービスがぐんぐん伸びてきていますね。
以前聴講したときは一時間無いようなコマだったのでせわしなかったのもあると思いますし、
動物看護師あたりに絞ってお話ししていた感じだったのですが、
今回は獣医師向けのため、より小林先生の言わんとすることが伝わってきた気がします。
それと同じテーマ二回聞いているおかげもあるかも。
具体的な製品名や、栄養素、薬剤、そのサイエンス的目線でのデータ判断など、
直接お話を聞く場ならではのお話がばんばん聞けておもしろかった!
これこそ、資料だけでなく、足を運ぶからこその面白さですね。
がん患者の蛋白質・炭水化物・脂質の代謝の基本から、
どんな栄養管理をしていくべきか、また入院患者や退院後の栄養管理のための
胃瘻チューブなどのお話し、ペット栄養とかぶっているけれど、断然今回のレクチャーが
わかりやすかったです!
初めに、メラノーマワクチンの治験募集のお話しが出ていました。日本では先着26名ですってよ。
全段階というわけではなく、フェーズや上顎切除、再発はダメとか条件はあるみたいだけど、
犬猫にもこのワクチンが認可されたらすごいですよね!
治験の段階ですが、良い方向にいけばいいなと願っています。
やっと戻ってきたですね
今回電車ではなく、初めて車で行ってみました。
神楽坂、コインパーキングもオサレだったよ。
帰りにはナビが固まって、ぐるぐるぐるぐるしつつ、なんとか西神田から高速に乗れましたよ…
ナビなかったら右も左もわからないんだから、頼むよゴリラ。
*本日の名言*
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やり遂げろ!この世界で継続ほど価値のあるものはない。
才能があっても失敗している人はたくさんいる。
天才も違う。恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世界にいる。
教育も違う。世界には教育を受けた落伍者があふれている。
信念と継続だけが全能である。
[レイ・クロック ]
マクドナルドコーポレーションの創業者
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yuzu-tan