私は短大を卒業後、人権をテーマにしたお芝居で全国を巡業していました。

過去の出演作についてはこちら

 

芝居をはじめたころ、差別のことなどさっぱりわからなくて、お芝居を始めてから色々勉強しました。

私は当時、300人の会場もあれば、1000人、2000人、一番大きなイベントでは4000人の前で演じていました。

演じることができる喜びもありましたが、そのうち何もわからない状態で人権問題をテーマとしたお芝居をしていることへの責任感とプレッシャーがとても大きくなり、私なんかがこんなことをしていてもいいのだろうか…と思うようになりました。

 

女優の新屋英子さんのひとり芝居のスタッフとしてお手伝いをしながら

そのときのことはこちら

 

芝居に対しても、人権問題に対しても、とても強く熱い思いをもって「ひとり芝居」を上演していた新屋英子さんを見ていると、

あんな風になりたいと思う気持ちから、私なんかができるわけがない、そんな思いの方が大きくなっていったんです。

 

あの頃の私は、

 

「完璧でなければならない」

「正しくなければならない」

「出来ないダメな自分を受け入れられない」

 

そんな風に苦しく生きていたように思います。

そして、一度お芝居から離れることを決意しました。

 

 

そのあと、育毛サロンで店長として働きだしましたが、父が交通事故で入院したり、私自身も病気を患ったりしたことから、痛みを知った私ができること、もっと人の役に立つことをしようと看護師になりました。

 

しかし、30歳を超えてからの夜勤と病棟勤務の激務で、甲状腺の病気が悪化、最終的には甲状腺癌を患うことになりました。

 

そうした中で、もっと一人一人の悩みに寄り添ったカウンセリングができる仕事がしたい。と思っていたところ、今の漢方薬局の代表薬剤師の堀江からお誘いを受け、ダイエットの指導や婦人科、不妊カウンセラーとして働きだしました。

 

 

不妊カウンセラーとして働いている中で

奇跡のような妊娠をされるお客様を何人も見ていて、何度も心の在り方の大切さを実感しました。

そしてここ数年、心理学の勉強に力を入れていました。

不妊を扱う仕事をしているからということもあったのですが、何より自分が幸せに生きていきたいという理由が大きかったかもしれません。

 

心理学を学んだり、自らが心理セラピーを受けたりする中で

 

 

 

『自分らしく生きる』

『ありのままの自分を受け入れる』

『好きなことワクワクすることを選択する』

 

 

 

 

そういうことが、本当に大切なんだと実感する毎日でした。

そしてそのことを多くの人に伝えたいと。

 

 

 

それから自分にとって

 

 

 

自分らしさってなんだろう?

自分の好きなことワクワクすることって何だろう?

 

 

 

そんなことを考える毎日。

いつか舞台復帰をしたいとは考えていました。

どこか市民劇団などに入ってちょこっとお芝居ができたらなーと。

しかし、不規則な仕事をしながらお芝居をするのはスケジュール的に難しい…

 

そんなことを考えているときでした、毎日見ていた占いサイトに

 

 

「奇跡みたいなプレゼントがもらえる日」

 

 

とありました。そしてその日に、

昔お世話になっていた新屋英子先生の夫で劇作家の鶉野昭彦先生が主宰している劇団野火の会の復帰公演の主演をやってくれないか?とご連絡をいただきました。

 

 

「これが奇跡みたいなプレゼントだ!」

 

 

もちろんすぐにOKしました。

そしてなんとかスケジュール調整して舞台出演させていただきました。

 

 

 

「やっぱり演じることが楽しい!ワクワクする!」

「お芝居をしたい!」

 


 

そう思いました。

そして本気で舞台復帰を考えたとき、私はどんな形でお芝居がしたいのか?どんなお芝居がしたいのか?を色々考えた結果

 

 

 

 

「演劇を通して、自分の想いを伝えたい」

 

 

 

 

そう思いました。

わたしがわたしらしくできること、

 

 

 

 

様々な経験から学んだ「自分らしく生きる」ことの大切さを、私だからできる私らしい演劇というツールを使って伝える。

 

 

 

 

カウンセラーとして日々の仕事で、不妊であったり病気であったり容姿のことであったりと、悩んでいるお客様に対して少しでも心が軽くなるようにとお話しする中で

 

 

 

 

「心の在り方の大切さ」

「自分らしく生きることの大切さ」

 

 

 

 

常にそういうことを伝えたいと思っています。

もちろん、ブログを書いたり、セミナーを開催したり、講演会をやったりという方法もあるけれど、ただ伝えるんじゃなく、私が好きなこと一番ワクワクする方法で想いを伝えたい!

 

なにより、私が私らしくワクワクすることを選択して

 

 

 

 

「自分らしく生きる喜び」

 

 

 

 

を実践していきたい!

 

 

 

 

 

様々な経験をしてきた今だからこそ、舞台で伝えることができる。

そう思いました。

 

そして、ひとり芝居を上演することを決意しました。

 

次回に続く~

 

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谷ノ上朋美ひとり芝居

「旅立ちの詩(うた)~彼女たちの羅針盤~」

 

日時:2018年11月22日(木) 開場18時半 開演19時

        2018年11月23日(祝金)開場13時半 開演14時

 

場所:クレオ大阪中央 セミナーホール(各日約135名←増席しました!)

         地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」徒歩3分

 

参加費:無料(先着順で定員になり次第締切)

 

申込み方法:クレオ大阪中央HP内『講座·イベント一覧ページ』より

 

☆11月22日(木)申し込みリンクは→こちら

☆11月23日(金祝)申し込みリンクは→こちら

 

 

~あらすじ~

  同窓会で久しぶりに再会した4人の女性。乗り越えてきた人生の波の底に浮き彫りになる様々なマイノリティの苦悩。不妊、LGBT、容姿コンプレックス、ネグレクト、などの悩みを抱え、人と比べてしまうという狭い穴から脱出したときに初めて気づく朝の光の優しさを、笑いと涙で紡ぎだす渾身の舞台!

 

脚本演出:正木邦彦

作曲家:藤田晴美

ピアノ奏者:山里優作

音響:藤田彩人 伊狩拓真

照明:稲田乃其望

歌唱指導 :清水美也子

フライヤーデザイン:ロゴルエージェンシー

フライヤー写真:宇野恭則

メイク:三浦愛

 

 

この物語は、すべて私の経験や様々な出会いから生まれた物語です。
ありのままの自分を受け入れられない。人と比べて苦しくなってしまう。
そんな生きづらさを抱えた人に、舞台を通じて「自分らしく生きる喜び」を伝えたいと思い創りました。
あえて一つのテーマに絞らずに様々な悩みを描くことで、
色々な悩みについても考える機会になるのではないかと思っています。
舞台を観劇して頂き、暗闇から光の方へ進むきっかけになることを切に願っております。


今回「ひとり芝居」の制作費用は、すべて谷ノ上朋美が負担いたします!
入場無料です!ぜひ観にいらして下さい!

 

よろしくお願いいたします。