前回までは、それぞれの特性について
見てきましたが、今回からは
そのサイン(気づき)と症状を具体的に見てみます。

(厚生労働省HPアドレス)http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html  

『自閉症スペクトラム障害』

1歳を過ぎた頃からサインが現れます

典型的には1歳台で、人の目を見ることが少ない、指さしをしない

ほかの子どもに関心がない、などの様子がみられます。

対人関係に関連したこのような行動は、通常の子どもでは

急速に伸びるのと違って、自閉症スペクトラム障害の子どもでは

はっきりしません。

保育所や幼稚園に入ると、一人遊びが多く集団行動が苦手など

人との関わり方が独特なことで気づかれることがあります。
言葉を話し始めた時期は遅くなくても、自分の話したいことしか

口にせず、会話がつながりにくいことがしばしばあります。

また、電車やアニメのキャラクターなど、自分の好きなことや

興味のあることには、毎日何時間でも熱中することがあります。

初めてのことや決まっていたことの変更は苦手で、なじむのに

かなり時間がかかることがあります。

成長するにつれ症状は変化し、人それぞれに多様化します

思春期や青年期になると、自分と他の人との違いに気づいたり

対人関係がうまくいかないことに悩んだりし、不安症状や

うつ症状を合併する場合があります。就職してから初めて

仕事が臨機応変にこなせないことや職場での対人関係などに

悩み、自ら障害ではないかと疑い病院を訪れる人もいます。

子どもの頃に診断を受け、周囲からの理解を受けて成長した

人たちの中には、成長とともに症状が目立たなくなる人や、能力の

凸凹をうまく活用して社会で活躍する人もいます。


うんうん。そうです。そうです。

指さしできませんでした。

決まったことの変更に、対応できませんでした。

もうパニック、パニックでした。

(うちの子、よく成長しました。今では、中3のお兄ちゃんです。)