1歳を過ぎた頃からサインが現れます
典型的には1歳台で、人の目を見ることが少ない、指さしをしない
ほかの子どもに関心がない、などの様子がみられます。
対人関係に関連したこのような行動は、通常の子どもでは
急速に伸びるのと違って、自閉症スペクトラム障害の子どもでは
はっきりしません。
保育所や幼稚園に入ると、一人遊びが多く集団行動が苦手など
人との関わり方が独特なことで気づかれることがあります。
言葉を話し始めた時期は遅くなくても、自分の話したいことしか
口にせず、会話がつながりにくいことがしばしばあります。
また、電車やアニメのキャラクターなど、自分の好きなことや
興味のあることには、毎日何時間でも熱中することがあります。
初めてのことや決まっていたことの変更は苦手で、なじむのに
かなり時間がかかることがあります。
成長するにつれ症状は変化し、人それぞれに多様化します
思春期や青年期になると、自分と他の人との違いに気づいたり
対人関係がうまくいかないことに悩んだりし、不安症状や
うつ症状を合併する場合があります。就職してから初めて
仕事が臨機応変にこなせないことや職場での対人関係などに
悩み、自ら障害ではないかと疑い病院を訪れる人もいます。
子どもの頃に診断を受け、周囲からの理解を受けて成長した
人たちの中には、成長とともに症状が目立たなくなる人や、能力の
凸凹をうまく活用して社会で活躍する人もいます。
うんうん。そうです。そうです。
指さしできませんでした。
決まったことの変更に、対応できませんでした。
もうパニック、パニックでした。
(うちの子、よく成長しました。今では、中3のお兄ちゃんです。)