風の時代のヒーラー 
桃紅(とうこう)です

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アセンダントを考える



アセンダントとは、出生図における東の地平線上のポイントです。

私たちが最初に自力で呼吸をした瞬間、東の地平線上に上昇しているサイン(星座)およびその度数のことです。


呼吸により、魂と肉体の契約が成立するのです。


つまりアセンダントは、私たちの魂が肉体を通じて自己表現する際の様式を表します。

それは容姿、外見もそうですし、行動のくせや生活様式、心理的には、他人に対して自分をどう印象付けるかという仮面(ペルソナ)を表します。


アセンダントは20歳ころから特徴が表れてきます。

通常、本格的に社会性を意識し始めるのは、その頃からだからです。



本来、制限などないはずの魂が、制限だらけの肉体という枠組みの中で自己を表現するって、

かなり無理があることだなぁと思います。


私たちはこの肉体が連続して存在し続けていると思い込んでいますが、実はそうではありません。

時間という幻想の中で遊ぶ、というのが地球ゲームのルールです。

たぶんそのルールは土星の管轄で、私たちの集合無意識に共有されていますが、

(時の神、クロノス=土星ですね)

時間というものは本当は存在しません。


乱暴な言い方をすれば、私たちの肉体は、毎瞬死んで毎瞬生まれています。

魂は、毎瞬、肉体という物質を創造し続けているのです。

この空間に、毎瞬毎瞬、膨大なエネルギーを投入しながら、自分という「個」を押し出しています。

その、膨大なエネルギーの発生するポイントが、アセンダントです。


アセンダントは、最初の誕生の瞬間のポイントとされますが、

私たちは every moment誕生を繰り返しているので、この世界で相対する何か、人やものや出来事、そのすべての瞬間において最初の「押し出し」行動の様式として、アセンダントは表れてきます。

そう考えると、アセンダントのパワフルな影響力がよくわかるのではないでしょうか。




そして、アセンダントはあらゆる点において、

肉体を持って生きていくためのサポートをしてくれているはずです。

アセンダントは「縁」も表します。

私たちが本当に困った時、振り返ってみると、アセンダントの縁で生かされてきたことも多々あることがわかります。


同様に、ディセンダント(西の地平線)も、自分に補うべきポイントとして、生きるのが楽になるためのヒントを示してくれているはずです。



私の占星術の師であるマドモアゼル・愛先生の言葉で大好きなものがあります。


それは、

占星術は優しい


ということ。

古代、航海士たちが大海原で迷った時に空の星を見上げたように、

出生図における星も感受点も、必ず私たちの味方になってくれるように働くのです。




ぜひ、ご自身のアセンダントもそんな風に考えてみてくださいね。