同じく年を重ねてきても、
若々しい人とそうでない人っていますよね。
これには
自律神経の働きも関わってもいるんですよ。
自律神経とは、
私たちの心身を周りの環境に合わせて、
内臓や血管、ホルモンなどの働きなどを
コントロールし、
体内の環境を整える神経のことです。
"自律"していて、
私たちの意思では動かすことが出来ません。
逆に言えば、自然と働いていて、
私たちの命を守ってくれています。
心臓を動かして血液を全身へ巡らせる、
呼吸する、
食べ物を消化し栄養素を吸収する、
暑いときには汗を出し、
寒いときには体を震わせて体温調節をする、
夜になれば眠くなり朝には起きる
などなど。
その自律神経も、
加齢とともに衰えてくるそうなんです。
他のからだの機能とおんなじですね。
自律神経研究の第一人者
順天堂大学医学部教授の
小林弘幸教授によると、
男性は30代以降、女性は40代以降に
自律神経のトータルパワーが
10年で15％ずつ下がっていくとのこと。
20代を100とすると、30代で２割、
40代で３〜４割、50〜60代では半分くらい
働きが落ちるという報告もあります。
自律神経のパワーが衰えるということは
バランスが乱れるということ。
乱れるとどうなるかというと、
以前より疲れやすい、疲れがとれない、
風邪をひきやすい、
腰痛・肩こりがある、
肌や髪の毛の調子がよくない、
集中できない、
些細なことにイライラする
…などなど。
自律神経の働きが多岐にわたる分、
不調も多岐にわたります。
こんな状態なので
見た目も年齢より老けて見えるんですよね。
でも、
それでも若々しい人っていますよね。
それは
自律神経が整ってるってことです。
自律神経の働きが整っていれば、
胃腸の調子がよくなり、
栄養素を十分に吸収できるし、
血流も良くなり肌や髪にツヤが出ます。
筋肉にも栄養が行き渡るし、
気持ちも安定してくるので、姿勢も良くなり、
見た目も若々しくなります。
同じ年齢でも、
こんな風に違いが出てきます。
残念ながら
自律神経の働きの"回復"は出来ませんが、
整えることは出来ますよ。
その方法については次回にお伝えしますね。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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