笑いヨガは『抹消起源説』をもとに考え出されたということ。
詳しく調べてみました。
抹消起源説とは?
その前に、情動とは?
「情動」(emotion)
快・不快という原始的な、強くて一時的な感情
急激に生起し短期間で終始する反応振幅の大きい一過性の感情状態
とのこと。
『抹消起源説』とは?
ジェームズ=ランゲ説
心理学者 James,W とLange,Cが1890年に提唱
「環境に対する身体的・生理学的反応の認知が情動を生む」という説で、
「外部刺激→抹消神経系の生理学的変化→情動体験」の順に生じるとするものです。
つまり、
『笑うから楽しくなる』
ということ。
この節の応用として、
『顔面フィードバック説』
(トムキンス、ゲルホーン)があるそうです。
表情筋の変化が大脳辺縁系や視床下部にフィードバックし情動経験を生み出すという仮説。
「笑うという表情が、幸せな気分をもらたす」
というもの。
では、『中枢起源説』とは
キャノン=バード説
抹消起源説への反論として主張
Cannom,WとBard,Pが1927年に提唱
「情動」は、知覚の興奮が視床下部を介して、大脳皮質と抹消器官に伝えられ、情動体験(皮質)と情動反応(抹消)が起こるとする説で、
「外部刺激→中枢神経系(視床)→情動体験/抹消神経系の生理学的変化」の順に生じるとするものです。
つまり、
『楽しいから、笑う』
とするもの。
『ニ要因説』とは
同一の身体反応で異なる感情を抱く場合の説明として提唱された説。
シャクター・シンガー説。
生理的な反応と、それに対する認知的解釈の2つの要因によって情動体験が生まれるとする説です。
「外部刺激→抹消神経系の生理学的変化→認知的解釈→情動体験」
ジェームズ・ランゲ説に生理学的変化がなぜ生じたのかを無意識的に推測する過程が設けられているとのことです。
情動にいろんな説があることがわかりました。
笑いヨガは最初は体操として笑うけど、
それが本物の笑いになる起源がわかりました。
『笑うから楽しくなるし、
楽しい時はもちろん!笑おう〜
いつも笑ってると優しい、
いい顔になりますよね〜』
辛いことあっても、回復する時間が短くなる気がします♪
以下のページを参考にさせていただきました。
『WARAI+』
http://waraiplus.com/colum/theory_of_emotion.html
『心理学用語の学習』
https://psychologist.x0.com/terms/132.html