昨年の夏休みにWISK検査をして、IQ(知能指数)が分かっていたのですが、もっと正確な数値を知りたくて、今年の夏休みは田中ビネー式の検査を受けてきました。
今回の記事は今シリーズ化していて、前回はこの記事を書いています
結果は、定形発達であり、去年の結果よりも、少しですがIQが伸びていました。
結果については想像通りでしたが、どうしても私の中に知能が遅れていないことの確信を得たかったので、息子に受けてもらいました。
息子は発達検査等は、ネガティブな印象はもっておらず、「ゲームしているのと同じで楽しい」と言っていて、本人の承諾を得ているので受けました。
幼児期から通っていた療育センター(病院)で、ADHDの評価表(子どもの行動を質問に答える)をもとに、私と小学校の担任の先生の2つの指標から、ADHDの特徴である多動・不注意・衝動性にあてはまるかどうかを調べました。
親である私の家庭での息子の評価、私が知らない小学校での息子の評価を担任の先生にしてもらうことで、この検査の信頼性が高まるのだろうなと思っています。
療育センター(病院)で長年息子を診てくださった担当医に、私が普段の生活で息子のことで困っていることを詳しく話し、田中ビネーの知能検査の結果と、ADHD評価表の2つの指標から、事態が変わりました。
医師がADHDの評価表を診ながら点数を計算すると‥
「不注意が満点だ!」と言われました。
心のなかでは私は「やっぱり‥」と思い、医師と笑ってしまいました。
笑いが出た理由は、これまで私や小学校の担任の先生が困っていたことの理由が分かったからです。
ADHDは、前回の記事にも書きましたが、本人は困っている認識はなく、育てている親や先生が困ることが特徴の一つでもあります。
だから、息子は知能が低くて物事を理解できないわけでもなく、そして本人が努力せず怠けているわけでもなく、脳の特性からくるものだし、ADHDの対処法は今たくさん情報が出ているので、うまく活かして生きていけると思ったからです。
この通っている療育センターは、前は「心理療法」がありましたが、なくなってしまったので、大学病院に紹介状を書いてもらうことになりました。
この大学病院にはいづれ行くことになるんだろうなと4年前から予測していましたが、なにせ大学病院。
初診の予約取得から、ものすごい道のりが長く、待ち時間も長いことが、噂でちらほら聞いていたので、「なんとなく行きたくないな〜。ハードルが高いな〜」と思っていました。
でも、息子が小学3年生になり親や先生の他に、だれか信頼でき心の内を話せるプロ(専門家)が必要なんじゃないか、今後カウンセリングが必要になるときが来るんじゃないかって、思っていたので、紹介状を書いてもらうことに躊躇せず、即決しました。
今後息子が通う病院は、こちらです
思春期前に、これから出会う担当の先生と信頼関係が結ばれれば、息子本人が生きやすさを感じられたら良いなと思い、この夏休みは各機関へ行き、親子ともに奮闘しました。
今は、発達障害関連の大学病院は初診を取るのも大変です。
紹介状がまず手元にあってから、電話をします。
(※今紹介状を医師に書いてもらっていますでは、予約できず)
そして初診の日が決まるのに2〜3ヶ月後。
その後4ヶ月後くらいに、やっと初診です。
まだ初診の日時の決定の電話を待っているところですが、この電話に出られなかったり、折返しの電話をかけなかったりすると、次の患者さんへと初診枠が渡ってしまうと大学病院で言われました。
それだけ、受診する子どもが多いのでしょう。
これからの道も長いですが、とりあえず選択肢を増やしておきます。
もしかしたら息子には、心理療法は必要ないかもしれません。
でも、すぐに必要!ってなっても、これだけ初診を受けるのさえ時間がかかるのですから、私は準備しておこうと思いました。
これまで息子のことを6年間診てくださった医師に感謝を述べ、この病院への送迎が大変だったこと(3歳の頃チャイルドシートに乗せるのが大変だったとか)、診療待ちの時には町中では出会うことのないたくさんの親子を見てきて、私や息子の世界観は多様性にあふれました。
こうやって今までのことが走馬灯のように私の記憶が蘇り、胸が熱くなりました。
いろんな事がありましたが、今後も私達はがんばります
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