みなさんは、自分を忘れるくらい没頭することありますか。
みちは、22歳の時に富山市(当時婦負郡)八尾町へ初めて行きました。
当時は金沢大学工学部生だったみちは、お金もなく、地元富山県で有名な八尾へ行ってみようと初めて足を運びました。
当時からすごい人でしたが、訳もわからず人のお話しを聴きながら、諏訪町がきれいでいいよというお話しに耳を傾け、自然と諏訪町に引き寄せられました。
諏訪町は日本の道100選にも選ばれた、素晴らしい景観の町です。
ただ、一本のまっすぐな道があるだけですが、ここにぼんぼりが照らされるとなんとも幻想的な世界になります。
その場でであったのが、当時60歳を過ぎた、杉崎茂信さんでした。
八尾でもっとも愛される三味線弾きで、現在81歳。
本職は大工さんで、今は小間物(和ダンス)などを作られる本当に素晴らしい方です。
この方の音は音色の域を超えています。
出会えて良かったという音を奏でられます。
みちはその日から人生が変わりました。
お師匠さん(福田さん)に無理やりお願いして、三味線を習い始め、それから17年。
早いようですが、いろいろあった17年でした。
そして、今日は諏訪町の前夜祭。
みちはもう、心そぞろです。
出会えた皆さんに感謝です。
今年もいい音に出会います。
追伸、八尾へ行こうとされる方へ
今年は3日が金曜日のため、まともな風の盆は見ることができないと思っていただけたほうがいいと思います。
町の方々は自分たちの気持ちが乗ることを重視されます。
人のためでなく、自分のたちの風の盆に大切にしておられます。
風の盆は待つ待たせて頂くものです。
「早くしてくれ~」
この言葉は厳禁です。
みんな気持ちよく弾きたいし、歌いたいし、かけがえのない3日間なのです。
よい風の盆になりますように。
みち