FBか何かで紹介されていたので気になった本。
実兄の突然の訃報を知り、遺体回収、遺品整理をした体験談をまとめたもの。

全て家族が仲良しでハッピーに暮らしているわけではないが、筆者は以前から実兄に対しては感情的なしこりがあったようだ。ウチも正直仲良しではないので、所々に刺さる箇所があった。

幸いなことに、息子と住んでいたために死後の発見は早かった。最近では、晩婚どころか生涯未婚の人も増えてきているというから、こういう事例は起こり得る。
40代以上の独り暮らしで、特に既往症がある人は誰かに連絡をするなど、定期的に安否をチェックしてもらえるように手を打っておきたい。

割と早く読める本だが、現代の日本の暗部をそれとなく描いている一方で、筆者の甥がとても素直に育っている様は、とても嬉しく思った。学校の先生やクラスメートが別れ際に泣いてくれるなんて、如何に溶け込んでいたのかを表すエピソードだ。彼が将来、どんな風な大人になるのか、少し興味がある。陰ながら、頑張って欲しい。


↓はアマゾンの商品ページへのリンク(アフィリではないです)
https://www.amazon.co.jp/%E5%85%84%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%81%84-%E6%9D%91%E4%BA%95-%E7%90%86%E5%AD%90/dp/4484202085/