こんなクッキーもらったことないなあ

というのが率直な感想です。

 

これが炎上しているのって、おそらく

このクッキーそのものではなく、渡した人そのものへの

不満なんじゃないかと思います。

 

そもそも

産休に入る前にお菓子を配るひとなんて、見たことありません。

 

なぜなら

産休に入るのは、誰しもわかっている事実だからと思います。

 

突然

「来月出産するので産休育休入ります!!」

とはならないでしょう。おなかも目立ちますし。

こういうクッキーを渡す人は、それまでに、妊婦であることを周囲に十分伝えているはずです。

 

育休問題は根が深いですが

経験上、「ママさんの性格、仕事っぷりによりけり」なんではないかと思います。

 

普段から、仕事をてきぱきとこなし、他の人のフォローも行い

気配りができる人であれば、

『出産を機にやめないでほしい!』『ぜひ戻ってきて欲しい!』

と切望されます。

 

こういう方は、復職しても周囲に気配りをしながら一生懸命に業務を行うので

反感を買うことは少ないです。

 

反感を買う人は、普段からの印象もよろしくないタイプなんだと思います。

 

こういうタイプが産休クッキーを配ろうものならば

 

配慮がない!

浮かれすぎ!

 

って非難されるでしょう。

 

産休、育休が迷惑だと、誰しもが、誰しもに思っているのではなくて

「ママなんだから、子供を優先して当然」

「子供を産み、社会に貢献しているのだから当然」

という気持ちが出てしまっている人は、反感を買いやすいと思います。

そして、そういう気持ちが高い人ほど、空気を読まずにこういうクッキーを配ってしまうのではないかと。

 

結婚して新婚旅行で長期休暇を取る人が

「新婚旅行でお休みします」

ってクッキーを配るかというと、配りません。

 

大病を患い、長期休暇に入る人も、

「療養のためお休みします」と配りません。介護休暇の人も同じです。

 

復職した時に、ご迷惑をおかけしましたと、お気持ち程度のお菓子を配るのが一般的ではないかと。

 

産休クッキーが批判されてしまったのは、

「わざわざ、いいよ。もう知ってるから」

という周囲の気持ちに対して、押し付けがましく思えるからではないでしょうか。

 

不妊に悩む人、子供に興味がない人、など、皆が皆、他人の出産を前向きに捉えるわけではありません。

 

その人が「産休に入る」という、誰もが知っている事実を、あえて、メッセージ入りのお菓子で表現することが

本当に必要なのか?

 

職場の人が全員、もれなく「出産がんばってね!」とお祝いムードであるならまだしも

そうではない関係性の人もいるのであれば、配らないのが無難と思います。