読み聞かせは上手いのに、
声も遠くまで届くし
活舌も良く、言葉も明瞭に聞き取れて
絵本の内容も良くわかるし
絵本の持ち方も綺麗で良く見えるのに・・・
のに・・・・・・
のに・・・・・・・・・・・・・・・・・・
し~~~~~ん
し~~~~~~~~~~ん
しずか・・・・・
反応がない
聞いているの?
聞いていないの?
不安
という人いませんか?
こういうときは、
子どもたちはしっかり聞いてはいるのですが、
お話の世界に全身で入りこめていない・・・ということが多いようです。
小学校3.4年生くらいまでのお子さんは
大人と違い
お話を体験できる お話の中に入れる、
というのが特徴です。
おいかけっこのお話で、
「クマはひ~ひ~言いながら、にげて、にげて‥にげました~!」
と話すと、
大人は、
「そうか。一生懸命逃げたんだね。頑張ったんだね」など、
頭で理解します。
でも
子どもは
3歳位のお子さんは
自分で、は=は=は=
と、息を荒くしているのです。
この違いが、
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子どもが絵本を読むことで、
普段できないような体験
例えば、
恐竜と遊ぶこと
人の入れない山奥で、キャンプ
虫の世界に仲間入り
など、絵本によって
「実体験」として子どもの人生に残してあげられる
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という理由になります。
これには、タイムリミットがあります。
小学3.4年くらいまでかな?と言われています。
子どもは、だんだん、お話の世界と現実の区別がつくようになり
大人になってゆくからです。
なので・・・
しっかり、お話の世界に入って
じっくり体験してもらえると…と思います。
では、そのコツを3つ。
①動作を2つ一緒にしない。
②ページをめくったら、2秒は見せてから
③子どもにしゃべらせてあげる
です
①よく、ページをめくりながら、次のページの文を読み始める人がいます。
朗読のようにページめくりも、同じペースを保ち、読まないといけないと思うようです。しかし、絵本の場合は、「めくる」「読む」という2つの動作を同時にすると、
2つが相殺して、伝わらなくなります。めくりながら読むのではなく、必ずひとつの動作です。「めくる→読む」です。
これだけで、子どもが前に乗り出すのでやってみてください。
②動作は別々にしても、めくって、すぐに読む人が多くいます。
絵本の場合は絵本の絵もしゃべっています。絵だけにしゃべらせてあげる時間を、ページをめくってから最低2秒はとることがコツです。
絵本の世界に「絵を読む」という言葉があるくらいに、子どもに絵が話しかけています。
絵がはなしかけているときに、人も話しかけてしまうと、子どもは混乱して、なんとなく聞くに変わり乗り出さなくなります。
③子どもも、聞きながら、心の中では、しゃべっています。
「え?どうなるの?」「ほんとう?」「きゃ~~!」など、
想いながら聴きたいのです。
しかし、これを想えるのは、間が空いたときのみ。
だから、子どもの心がうごきそうな場所のあとでは、少し間をとってから次を読むのです。
「こんなにたくさんのお菓子がありました。みどりちゃんは、ぱくっと・・」
一気に読む方が多いですが、
「こんなにたくさんのお菓子がありました。1秒間を取る。
(え~~すごい~
)
※その1秒をとることで、子どもの、この心の声が話せます。
聴く・心の声を話すなど、
子どもは2つの事は同時にはできないようなので、
間を取りながら話してあげると
どんどん前のめりになってきます。
ぜひ、やってみてくださいね。
よかったら、感想御聞かせください。
読み聞かせをしてくださるあなたへ・・・
お子さんとの幸せな時間が訪れますように