読み聞かせのコツ【2020版】③乗り出すコツ | 絵本の読み聞かせ 景山聖子のブログ

 

 読み聞かせは上手いのに、

 

 声も遠くまで届くし

 活舌も良く、言葉も明瞭に聞き取れて

 絵本の内容も良くわかるし

 絵本の持ち方も綺麗で良く見えるのに・・・

 

 

のに・・・・・・

 

のに・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

し~~~~~んあせる

 

し~~~~~~~~~~ん汗

 

しずか・・・・・笑い泣き

 

ガーン反応がないダウン

 

 

 

 

聞いているの?

聞いていないの?

 

不安笑い泣き

 

 

という人いませんか?

 

こういうときは、

子どもたちはしっかり聞いてはいるのですが、

お話の世界に全身で入りこめていない・・・ということが多いようです。

 

 

小学校3.4年生くらいまでのお子さんは

大人と違い

お話を体験できる お話の中に入れる

というのが特徴です。

 

おいかけっこのお話で、

「クマはひ~ひ~言いながら、にげて、にげて‥にげました~!」

と話すと、

 

大人は、

「そうか。一生懸命逃げたんだね。頑張ったんだね」など、

頭で理解します。

 

 

でも

子どもは

3歳位のお子さんは

 

自分で、は=あせるは=は=あせると、息を荒くしているのです。

 

この違いが、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

子どもが絵本を読むことで、

普段できないような体験

 

例えば、

恐竜と遊ぶこと

人の入れない山奥で、キャンプ

虫の世界に仲間入りビックリマーク

 

など、絵本によって

「実体験」として子どもの人生に残してあげられる

 

 

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という理由になります。

 

これには、タイムリミットがあります。

小学3.4年くらいまでかな?と言われています。

 

子どもは、だんだん、お話の世界と現実の区別がつくようになり

大人になってゆくからです。

 

 

なので・・・

 

 

しっかり、お話の世界に入って

じっくり体験してもらえると…と思います。

 

 

では、そのコツを3つ。

 

①動作を2つ一緒にしない。

②ページをめくったら、2秒は見せてから

③子どもにしゃべらせてあげる

 

 

ですニコ

 

①よく、ページをめくりながら、次のページの文を読み始める人がいます。

朗読のようにページめくりも、同じペースを保ち、読まないといけないと思うようです。しかし、絵本の場合は、「めくる」「読む」という2つの動作を同時にすると、

2つが相殺して、伝わらなくなります。めくりながら読むのではなく、必ずひとつの動作です。「めくる→読む」です。

これだけで、子どもが前に乗り出すのでやってみてください。

 

 

②動作は別々にしても、めくって、すぐに読む人が多くいます。

 絵本の場合は絵本の絵もしゃべっています。絵だけにしゃべらせてあげる時間を、ページをめくってから最低2秒はとることがコツです。

絵本の世界に「絵を読む」という言葉があるくらいに、子どもに絵が話しかけています。

絵がはなしかけているときに、人も話しかけてしまうと、子どもは混乱して、なんとなく聞くに変わり乗り出さなくなります。

 

③子どもも、聞きながら、心の中では、しゃべっています。

「え?どうなるの?」「ほんとう?」「きゃ~~!」など、

想いながら聴きたいのです。

しかし、これを想えるのは、間が空いたときのみ。

だから、子どもの心がうごきそうな場所のあとでは、少し間をとってから次を読むのです。

 

「こんなにたくさんのお菓子がありました。みどりちゃんは、ぱくっと・・」

 

一気に読む方が多いですが、

 

「こんなにたくさんのお菓子がありました。1秒間を取る。

(え~~びっくりすごい~ビックリマーク

※その1秒をとることで、子どもの、この心の声が話せます。

 

聴く・心の声を話すなど、

子どもは2つの事は同時にはできないようなので、

間を取りながら話してあげると

どんどん前のめりになってきます。

 

 

ぜひ、やってみてくださいね。

よかったら、感想御聞かせくださいラブラブ

 

読み聞かせをしてくださるあなたへ・・・

お子さんとの幸せな時間が訪れますようにビックリマーク