同じ出来事でも、人により捉え方がまったく違うのだなぁと、
届いた梅干をもぐもぐしながら、
つくづく感じる本日であります。
お店に直接連絡しないとお取り寄せできないようなのです。
京都の大好きなお店
さて先日、夫と、テレビを見ていたら・・・
夫が「わ・・・厳しいなぁ、この人怖いなぁ。
上司とかだったら、絶対イヤだなぁ」と
ある司会者の方の態度・言葉に呟いたのです。
でも、わたしは
「優しい・・・」と思いました。
何のことかといいますと・・・
タレントの中〇さんが、ご自分の司会の番組内で、
ものまねのタレントさんが
歌おうとして音がとれずに、収録すべてを止めてしまったときのことでした。
見ていた方もいらっしゃったかもしれません。
すると、中〇さんが強い口調で「なんでとめたの!」と
話しだし・・。
かなり、攻めるような印象を持つ口調で続けて・・
そして、もう一度となったとき
追い打ちをかけるように
「置きに行くなよ、行けー!」と言ったのです。
夫は放送の世界を知らないし、「怖い人」と判断したようです。
私も芸能界はわかりませんが、でも、放送界でスタジオ収録などはしていた人間とすると・・
あそこで、メインの中〇さんが怒ったような態度をしなかったら
まず、スタッフさんが「え~!」と辟易したかもしれないなと感じました。
長い収録で良い集中で一気に進めているときに、
それをタレント側が止めるって
あまりないような気がします。
私ですら、アナウンサー時代、どんなに「今、失敗している~」と思っても、ディレクターが止めるまでは
「自分で止めてはいけない」
と習ったからです。
なんとか、失敗している中でも立て直し進行し続け、OKが出たら自分が納得いかなくても基本はそのままです。
もし、「すみません!もう一度・・」と言えそうな空気だったら、
次は本当に今よりも良い、最高のものを出す覚悟を決めてしないといけないという無言の感覚がありました。
そんな中、止めてしまったものまねタレントさんに、
メインの中〇さんが怒ってくれたから
周りは「まぁまぁ・・」
という気持ちになって、
中〇さんは、守ってあげたのかな?と私は思いました。
その後は、普通はおどおどしてしまって頑張れなくなります。
そのものまねタレントさんも、やっともう一度歌おうとしているように画面には映っていました。
そのときに、また中〇さんが
「置きにいくな!行けー」
と。
その後、パフォーマンスは全力で、輝いていてとても感動的でした。
わたしは、無難に終わらせてしまったら、収録まで止めてしまってたのだから、
次呼んでもらえないかもしれないことを知っていて、
次に繋げてあげようと、
厳しい言葉を言ったのかなと勝手に思いました。
だから、わたしは
「厳しくて、そして、芯から優しい人」と思いました。
すべて、私の勝手な想像なので全~~~く違うかもしれませんが(笑)、
昔から、グループの時代から中〇さんは私は大好きで、そんなシーンをたくさんテレビで見てきたように思います。
だけど、夫のような
「叱る時はみんなの前ではなく、個別で」が基本の
大企業で過ごしている人には、
わたしがこれを話したら
びっくりすることだったようです。
文化の違いなのかな?と感じた出来事です。
私は勝手に、歌の出だしを間違えたタレントさんが、
メインの人から、みんなの前で表面は厳しい態度・言葉だったけれど、
でも、実は守ってもらって次に繋げてもらえていたことを、
感じ取れる人だといいなと思いました。
私を育ててくれた人は、
こういう、厳しく、そして、心底優しい人だったなと
このテレビを見ながら思い出した夜です。
さて、なぜ梅干しが食べたくなったのかと言うと・・・
昼間、犬も、水浴び~~♪
それを炎天下、見守っていたからです~~。
気持ちの良い夏です