アーティストフォーラム2017レポート④ 吉田聡美ソロ | 世界一周した天職プロデューサー吉田聡美の語る自分らしく生きる方法~あなたに天職と自信をプレゼント~

世界一周した天職プロデューサー吉田聡美の語る自分らしく生きる方法~あなたに天職と自信をプレゼント~

27歳までわたしはなにがしたいの?と、モヤモヤしていました。
そんなわたしが今では天職をみつけ、天職に生きています。
天職に生きるヒントや、わたしの天職(子育て、天職プロデューサー、
環境、医療のこと)について紹介します。

2017年9月9日に出演しました、アーティストフォーラムの
レポートを連続でご紹介しております^^

その①
その② 

その③


◆2人目 地球とひとを笑顔にするアーティスト吉田 聡美さん(テーマカラー・オレンジ)◆
 
次に登場したのは、オレンジというか、サーモンピンクのような華やかなドレスに身を包んだ女性です。
 
登場するなり、松田聖子さんの『瑠璃色の地球』を座って歌い上げました。それでまた一層舞台の空気が華やぎます。
 
 
吉田さんは、子供の頃は親の顔色をうかがい、親が喜ぶように職業も決めて生きてきたそうですが、「人生は自分でデザインできる」という言葉に刺激を受けて、29歳の時に仕事を辞め、家も引き払って4か月間世界一周旅行に出かけ、その後、イベントプランナーとして起業したり、波乱万丈な人生を歩んでいるという紹介でした。


 
その紹介を聴いたとき、「自分の心の声のままに生きていて、すごいなぁ」と私は思ったのですが、でも、吉田さんのなかでは、まだ「自分の人生のど真ん中」は生きられていないと感じていたとか。
 
 
それはなぜかというと、子供の頃から好きだった「歌」にちゃんと向き合っていなかったから。
 
素人100人が100日でミュージカルを作り上げる「コモンビート」という活動があるのですが、それに参加した友達を見に駆けつけたとき、吉田さんは「なぜ私は歌わずに、客席にいるのだろう」と思います。
 
そして、自らも翌年、「コモンビート」に参加しますが、望んでいたソロのパートは得られませんでした。
 
 
「本当に“ど真ん中”だから、向き合うのが怖くなってしまうこともある。でも、“ど真ん中”だからこそ、できないと悔しい」 
 
という自分の本音と向き合い、音楽とさらに向き合い、そしてこのアーティストフォーラムの舞台に立ったというお話でした。
 
この“ど真ん中”という感覚、なんかすごく分かります。
 
 
そんな吉田さんの人生のテーマソングは
 
『Spring~ぐぐっと縮んで突き抜けろ!~』
 
というタイトルの、激しい曲でした。

 
 
「ごまかさずに 今のわたしのど真ん中、生きてゆきたい」
 
という歌詞が、前半の語りとの相乗効果で、ぐっと心に響きました。
 
 
安達さんは「アーティストフォーラムは、歌を聴くライブではなく、人生を聴くライブ」と言われていましたが、本当にそうだなと感じました。
 
曲もいいけれど、その前にその人の語る人生や想いがあるから、さらに響いてくる。
 
アーティストフォーラムのサイトでは、「人生のテーマソング」を作っている段階、それを披露した後、バンドリハーサルの後など、ポイントポイントで7人のインタビュー動画が公開されています。
 
http://song-letter.jp/artistforum/
 
安達さんも「さとみんが一番、浮き沈みが激しかった」と言われていましたが、動画にも、吉田さんが曲作りに苦しんでいるところ、バンドリハのあとに歓喜しているところなどが映し出されていました。
 
 
そして一番感動的だったのは、吉田さんがfacebookにあげていた、ある練習日の風景のこと。
 
体調不良や子供のことなどが重なり、練習日の定刻に行かれず、しかも気持ちも沈んでいたそうなのですが、練習に行くと、他の6人のメンバーが、吉田さんのテーマソングを合唱してくれ、それに自分自身が一番励まされた、という報告でした。
 
プロじゃないから、一人一人事情がある中で、それをやりくりして頑張って練習し、でも、みんなが同じ状況だから、お互いにお互いの状況も理解でき、フォローしあっている、そんな7人の関係性も見えてきて、素敵だなと感じるエピソードでした。
 
続く
  
文:遊部香さん
写真:真島由佳里さん
 
#アーティストフォーラム