ものがたり文化の会。同じ小学校に通うお子さんをもつお母様から、その会の活動を教えていただきました。
宮沢賢治の童話を題材に、メンバーの親子が演出も出演もこなし、表現する場を通じて絆を深め、成長していきます。
この会の醍醐味は、洞窟がストーリーにでてくれば、洞窟のある土地で実際にキャンプを張り、洞窟がどういうものかを体験しながらストーリーを理解し、体験を共有し、親子同士交流を深めていくことにあるといいます。
会員は、住む地域や親子の年齢を越えて迎え入れられます。不登校のお子さんも、表現する場をもち、異年齢で交流していくうちに、自分のなかに文化がうまれ、やがて自分自身に自信が持てるようになっていくのかもしれません。
部活で忙しくなり、会に出られない時期を経た高校生や大学生たちが、また会に戻ってきて、自然にサポート役にまわるという話しも、子どもたちの会に対する愛情が感じられました。
先月、SmiletheFirst閉店後に、北近隣センターで行われる普段のお稽古にお邪魔させていただきました。まるで家族や親戚の集まりのようなリラックスした雰囲気のなかで夕食のお弁当を食べるところからのスタートでした。あちらこちらから、これ美味しいのよ、とご自慢のおかずが差し出され、久しぶりに田舎に帰ったようなあたたかさに心が和みました。
演出は園児から大学生まで幅広い年齢の子どもたちに任されるそうです。きちんと残された議事録も拝見しました。子どもたちがより良いものを生み出すために意見を出し合い、協力し、工夫する。主体性が培われる貴重な体験です。
演出では補佐的な存在の大人たちも、子どもたちと一緒に出演します。
リーダーの名前を冠した〇〇パーティーと呼ばれる会が各地に存在します。我孫子市内には根本パーティーがあり創設から30年を越え、世代を越えて受け継がれて、現在3代めの大学生のお嬢さんもサポートしてらっしゃるあたたかい会です。
今日1月8日1時から代々木公園の国立オリンピックで発表が行われます。素晴らしい場所で発表する機会が与えられています。これもまた子どもたちには自信につながることでしょう。
チケットの半券には、賢治の「どんぐりと山猫」の一節が記載されています。
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