Smile the First で昨年の11月に月1回、全6回コースでスタートした第1期ベビーサイン講習会。その最終講習が 6月24日にありました。
ベビーサインは赤ちゃんにも使いやすいように開発された手話です。口内の構造がまだおしゃべりができるまでにはととのっていなくても、言いたいこと、伝えたいことは心のなかにたくさんあります。それを伝える術を教えてあげて、「伝わらない」ストレスを軽減し、「伝える」喜びを教えるのがベビーサインです。
月1回の開催で、6か月で終了する予定でしたが、途中、積雪と大地震で2か月あき、延べ8か月をかけて最終日を迎えました。
おすわり期でスタートした最年長のベビーちゃんは、すっかりあんよも定着し、ベビーちゃんではなく、おねえさんになり、ねんね期でスタートしたベビーちゃんはつかまり立ちをするおにいちゃんになりました。
残念ながら体調不良でお休みの親子さんがいらして、最終日みんなでそろうことはできませんでしたが、初日に撮影した写真を先生からいただいて、この8か月の成長にあらためてびっくり&心から嬉しいひとときでした。
「言いたいことが伝わらないとキ~ッと叫ぶ子だったので、本当に、本当に、ベビーサインをやって、親子で救われました。本当に、やってよかった」と言ってくださったお母様。最初にでたサインは「でんき」のサインだったそうです。そのときの感動を語ってくださった笑顔が忘れられません。
最年少で参加してくださった男の子。最終日のこの日も絵本のサインをお母さんに発して読み聞かせをおねだりしていました。お母様が読み終わって「はい、おしまい」と言いながら「おしまい」のサインを出すと、すかさず、「もっと」のサインをたてつづけに出して、立派に会話が成立していました。感動しました。
私が絵本を読んでも、読み終わったとたんに「もっと」のサインを、とっても可愛いお手々で私の目を見ながら発してくれました。「読むよ~読むよ~何度でも読むよ~
」と思いました
0歳でもベビーサインができると「水よりお茶が飲みたい気分なんです」と伝えることができたり、「暑いよ~」とママに伝えることができたり、あるいは「耳が痛いよ」と教えてくれて中耳炎の早期発見ができたという話しも聞きます。必ずしも親がのぞむサインを覚えてくれるとは限りませんが、ベビーサインは、赤ちゃんの「伝わらない」ストレスと、大人の「わかってあげられない」ストレスを軽減するのに一役買ってくれる可能性は大きいと思います。
(岡田先生を囲んで)
本で学ぶよりも、一緒に習うことでモチベーションもぐっとあがります