先日お客様からメールをいただきました。許可をいただいて、掲載させていただくことにしました。読んでいただいて皆様に感じていただけるものがあれば。
「こんにちは友子さん。
いつもお世話になってる〇〇です。
最近いろいろ思うことがあって、考えを整理していたんです。
友子さんに聞いてほしくて、直接ではなかなか伝えづらいのでメールにて失礼しますね。
Smile the Firstの店内に児童虐待防止のポスターが貼ってあったり、友子さんご自身もこの問題に関心をよせていらっしゃって、私なりにいろいろ考えていました。
実は、私は子供時代に父親から心理的な虐待を受けていました。
他の子たちの親は子供に対してこんな酷いことは言わない、しない、というのは分かっていましたが、自分の家ではそれは「我慢しなければならないこと」だと思っていました。
「どうして私が子供のとき、苦しかったのに、誰かが来てくれなかったんだろう。虐待に気付いて助けてくれなかったんだろう。あんなに情緒不安定な子供だったのに、周りの大人や学校の先生も、なんで気付いてくれなかったんだろう」
それを思うととっても悲しくて、気分が沈みます。
でもこの話を旦那にしたら、
「〇〇(私)がそう思うなら、今からできることをやればいい。これから〇〇(子ども)が大きくなるにつれて他の子供と接する機会も増えるだろうから、その子たちにも気を配ってあげればいい。もし自分と同じような子がいたら助けてあげればいい」
と言われました。
これを言われて、なんか「ピーン」と思ったというか、なんというか。
後ろ向きに過去のことばかり気に病んでいても何もならないんですよね。
辛い過去だけど、その経験を元に、できることもあるんだなぁと。
なんかすごく個人的な話になってしまってスミマセン。
私は出産前はすごく子供が苦手で、しかも「自分は子供には好かれないタイプ」とずっと思っていて・・。
でも自分の子供はやっぱりすごく可愛いし、Smile the Firstの店内で出会う他の子供たちも可愛く見えたり、私のことを覚えて「おぉ!」とか声をかけてくれる(笑)ゆうき君の存在がとても嬉しいんです。
自分が何か大きなことをできるとは思わないんですが、小さなことでも何かできたらなぁと思っています。
もしこれから何か私にできることがあったら、お店のことに限らず、お手伝いさせてくださいね。
それではまた!」
私が子ども虐待防止オレンジリボン運動のポスター掲示をとおして最も訴えたいと思ってきたことは虐待を疑いながら行動をおこすことを躊躇しているご近所さんへの呼びかけです。
通報することが虐待を加速させはしないか、よかれと思ったことが裏目に出はしないかと
皆さん躊躇するのです。よくわかります。
しかし、そのなかには深刻なケースが潜在するはずです。
子はもちろんのこと、なかには親もつらい思いを抱えているケースもあるかもしれません。
実際に子ども時代につらい経験をされた方の
「なぜ助けてくれなかった」という叫びは、躊躇しているひとの心にストレートに届くはずです。
誤報の対象となった保護者様、虐待防止にひと役かったと、水に流してはいただけませんか。救える命を救うために。