先生は2年間で1度も子供を○○しませんでした

● 先生は2年間で1度も子供を○○しませんでした

この仕事を始めてから、お手紙をいただくことが多くなりました。

頂いたお手紙は、大切に箱にしまっています。

年度末に頂くことが多いので、この3月にもその箱を出しました。

その時に、ふと以前いただいたものをいくつか読み返しました。

いただいた当時のレッスンのことを思い出したり…

この子とはあんなことがあったなーと思い出したり…

読んでいた当時の自分のことを思い出したり。

どの手紙も心がこもっていて、暖かくて、勿体ないメッセージばかり。

ありがたいなぁ

そんな中でも、特に分厚い手紙があるのですが

いただいた当時、私は内容にびっくりしてしまいました。

葉子先生

いつもお世話になっております。
娘が1歳4か月の時から通い始めて早2年、あっという間でした。

この2年間、葉子先生がレッスン中の子供たちのあらゆる反応に対して
「違う」
「間違っている」
と言う言葉を一度も使われない姿勢に、私は頭が下がります。
・
（中略）
・
子どもの反応全て
「面白いね」
「○○に見えたんだね」
「そういうのもアリね」
と言える先生は本当にステキです。

13年ほど保育士として働いてきた私にとっては、葉子先生の
「子供ひとりひとりがそのまま正解」
というおおらかさが、とっても魅力的に感じ、自分のこれまでの人生を振り返るとともに、学ばせていただくことが多くありました。

娘が言葉を発し始めた頃、全てのものをママ！と表現してしまう時期に、娘のわずか2年ばかりの人生をくみ取って声をかけて下さったことに、大変大変感動したことを今でも鮮明に覚えています。
優しく接して下さり、ありがとうございました。
・
（中略）
・
葉子先生のお人柄は、子どもだけではなく子育てはこれでいいのかと日々葛藤している私達ママにとってもリラックスでき
リトミック教室は子どもをおおらかに受け止めてあげられる、大切な時間になっているようにも感じていました。

書きたいことは尽きないのですが
こうして娘が音とリズムを楽しみ、一度も嫌がることなく伸び伸びと通ってこられたのは葉子先生のおかげです。
娘にとって、一番最初に出会った「先生」という存在。
いつもいつも大きく受け止めて下さったことに、感謝しております。ありがとうございました。

これからも葉子先生と出会う小さな子供たちが
心身ともに伸び伸びを音を楽しめますように。

いつまでもお元気でお過ごしください