ベビーマッサージ・ファーストサイン教室＆資格取得スクール
Smile Peace 認定講師の矢尾です。
みなさんもご存じのように、明日で阪神・淡路大震災から２０年がたちます。
私は当時、神戸市の垂水に住んでおり、まだ小学生でした。
早朝、突然家にトラックかなにかが衝突したかのような「ドーン！！」
という音とともに大きく家が揺れました。
急いで布団を被り、いろんな物が倒れる「ガシャーン！！」という音に恐怖を抱きながら、必死で真っ暗闇の中で耐えていたのを覚えています。
揺れがおさまり布団から出ると、枕もとの真横にはガラスがとびちっており、テレビや食器棚も倒れていて、家の中はグチャグチャ。
今思うと家族全員が無傷だったのが奇跡なぐらい・・・
想像を超えた現実に、一体何が起こったのかをすぐには理解できませんでした。
この日が来るまで、地震というものをほとんど知らず、たまにほんの少し揺れただけでも、
「地震や～♪」
と喜んでいた無礼者の幼少時代。
産まれて初めてこの日、地震の恐ろしさを知りました。
水道も電気もガスも止まり、何日もお風呂に入れず、トイレの水すら汲みに行って流さなければいけない現実。
ご飯も作れない。
今まで当たり前のように使っていたものが使えないだけで、こんなにも大変なものかとショックを受けたのを今でも覚えています。
私はなんとか自宅に住むことは出来ましたが、家が全壊して小学校の体育館に避難している友人もたくさんいました。
この地震は被災した多くの人々の心に大きな傷を残し、
そして、大切な人の命も奪っていきました。
このような災害がもう絶対起きないように・・・
と願っていたにも関わらず、２０１１年にはまたしても東日本大震災で多くの方が犠牲となりました・・・
地震大国日本と呼ばれる程、日本は地震の多い国です。
今当たり前のように生活していても、明日明後日どのような災害が起こるかわかりません。
娘を含め、地震を経験していなければ、この恐怖は中々ピンと来ないでしょう。
でも、だからこそ、しっかり次の世代に伝えていくことが大事なのではないでしょうか？
昨日は、神戸市全域で地震による「緊急速報メール」による避難訓練情報が配信されました。
もちろん娘と一緒に机の下に隠れたりして、地震の怖さのお話もしました。
まだ３歳前の娘に理解するのは少し難しいかな？と思ったりもしましたが、真剣な表情で「地震は怖いんだ」、ということは分かってくれたようでした。
私たちも時間がたつと震災の記憶や防災意識も低下してしまいがち。
もしものときのために災害用の非常時用リュックなどを常に準備しておくなど、出来ることはしておくことが大切です。
私も再確認して、また準備しておこうと思います。
そして、明日は西鈴蘭台駅前広場にて、震災のモニュメントがあります。
決しては忘れてはいけない２０年前の１月１７日の出来事。
私たちは震災の犠牲となり命を無くした方々の分も、精一杯生きていかなければいけません。
いつまでもその気持ちを忘れずに、私も毎日を大切にしていこうと思います。
このような悲しい災害がもう起きませんように・・・。
震災で亡くなられた方々のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。