外来の看護師さんに案内され、採血室へ。
ちょうどピークの時間帯だったのか、採血室は患者さんで溢れかえっていた。
とりあえず、受付をして自分の順番が来るまで控室で待つことに…
10分程待った頃、私の順番が回ってきた。
「では採血しますね。好きな方の腕出してください。」
と、採血室のスタッフ。
とりあえず、利き腕とは反対の腕を出してみる。
駆血して血管を探すスタッフ。
「よし、ここで行きましょう。」
と、言われそこからは流石プロ。あれよあれよと消毒し採血。
5本分血液を採り終了。
「結果が出るまで時間がかかるのであとは外来でお待ちください。」
と説明され、内科外来へ戻った。
1時間ほど経ち、自分の名前が呼ばれた。
中に入ると先ほどの医師。
Dr.:採決結果が出ました。えっとね~、とりあえず採血データ的には異常がありませんでした。
私:え!?
Dr.:これ見てください。これが甲状腺に関する項目の結果なんだけど…
高くもないし、低くもないんだよね…いたって正常です。
パソコンに表示されている私の採血データを見ながら説明を受ける。
確かに異常値ではない。(各検査項目が基準値より高値だと赤、低値だと青で表示される)
ちなみにその時の採血データがこちら。(※基準値は各医療機関の検査方法で若干異なります)
TSH:0.537 (基準値:0.4~4.0)
FT4:1.55 (基準値:0.9~1.8)
FT3:2.43 (基準値:2.4~4.3)
抗サイクログロブリン抗体:陰性
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体:陰性
採血結果で、ホルモンの異常はない。つまり、甲状腺機能亢進症・低下症ではないということ。
では一体この腫れは何…!?
異常がないと分かり、安心した反面、不安も生まれた。
私:じゃあ、なんで腫れてるんですか・・・?
Dr.:採血データは確かに問題ないけれど、まれにホルモン異常が潜んでいる可能性はあります(「潜在的甲状腺機能亢進症」というらしい)。だけど、甲状腺が腫れているのは間違いないから、その腫れが何なのか詳しく調べましょう。○曜日は甲状腺専門の先生(以下K先生としましょう)が外来をしているから、その先生に紹介します。
私も原因が分からないまま終わりにするのは怖かったので、そのK先生に紹介してもらうことに。
自分の仕事のシフトを確認し、翌週のK先生の診察日に予約と、同じ日にエコー検査の予定を入れ、その日は帰宅した。