前回の記事で、言語スイッチを
小さい頃から作る重要性を書きましたが、
とても興味深いコメントをいくつか
いただいたので、言語スイッチについて追記します
バイリンガル育児を続ける上で
言語スイッチは重要と書きましたが、
言語力だけの問題ではなく、
それは言葉の配慮ができるように
意識づけをしていくという意味でも大切。
例えば、会話に英語しか分からない人がいる場合、
日本語だけで話して
その人に疎外感を与えていないか。
あるいは、
日本語しか分からない人がいる場合、
英語だけで話して
その人に疎外感を与えていないか。
こういった配慮ができることは
バイリンガルを育てる上でも
とても大切なことと思っています。
娘に対しても、
2歳くらいから常に意識してきたことで、
例えば、話しかけてきた
知らない おばあちゃんに対して
無意識に英語発音が出てしまったら、
注意するのではなく、
その都度、耳元で
娘に見本の日本語を提示していました。
おばあちゃん:(娘のリュックについているシンデレラのキーホルダーを見て)あら、これ可愛いわね。お姫様?
娘:うん!Cinderella!
おばあちゃん:え?なぁに?
わたし:(耳元で)シンデレラっていうお姫様。
娘:シンデレラっていう おひめさまだよ。
おばあちゃん:あらぁ、そう。かわいいわね。
娘:うん!
こんな感じです。
2歳くらいの時は、こんな感じで
カタカナ英語は全て英語発音になっていました。
こんな細かいところも
その都度、言い換えるように
促していました。
娘の通っていた自主保育のプリスクールでも、
英語をほとんど話さない子どもがいたら、
その子が仲間に入りやすいように
日本語で声をかけるよう促したり、
日本語を話さない子がいたら、
その子も輪に入りやすいように
英語で話しかけるように促したり
そういうことは特に意識してきました(詳しくは下の『バイリンガル 理想の姿』をご覧ください)。
年齢が低ければ、英語と日本語が混ざるのは
よくあることです。
でも、相手によって、
環境によって、状況に応じて
言葉の配慮ができたり、
言語の切替をできることは
流暢な英語を話すことよりも
大事だと考えています。