下の本を参考にしながら
子どもの気持ちに寄り添った語りかけを
考えるというのも今回で最後。
How to Talk so Kids Will Listen and Listen so Kids Will Talk
最後は、
子どもを役割から解放する(レッテルを貼らない)
これは、わたしにとっても
考えさせられる内容だったので
今回、まとめるのに時間がかかってしまいました。
そういうつもりは決してないのに
無意識のうちに子どもにかけている言葉で
子どもに圧力をかけていたり、
型にはまった役割を
当てはめてしまっているかもしれない・・・
今回は語りかけにおける そういった親の言葉について。
たとえば、
「お姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから」
「まだ子どもだから」
「頑固ね」
「泣き虫ね」
「だらしがないわね」
「遅いわね」
「不器用ね」
「落ち着きがないわね」
「不注意なんだから」
こんなレッテルを子どもに
無意識に貼っていないか?
というのが今回のテーマです。
上のような言葉を使わなくても
そういったメッセージを子どもが受け取れば
知らず知らず、子ども自身が自分のことを
そのように思うようになる、
と著者は書いています。
そうしないために意識すると良いことは以下の通り。
実際に役に立ちそうと感じたものは
例文も抜粋してみました。
Look for opportunities to show the child a new picture of himself or herself
(子どもが自分の「新しい側面」を知れる機会を探す)
Put children in situations where they can see themselves differently
(子どもが自分のことを「違った風に」捉えられる環境を作る)
たとえば、そそっかしい子に対して、
「あなたは そそっかしいから任せられないわ」と言うのではなく、
We need two quarts of milk. Do you think it's safer to carry the money in your wallet or in your pocket?
(2クオーツのミルクが必要なの。お金はお財布に入れた方がいいかしら。それともポケットに入れた方が安全だと思う?)
というように違う役割を与えてみる。
Let children overhear you say something positive about them
(子どもに聞こえるように、第三者に子どもの良い側面を話す)
Model the behavior you'd like to see
(子どもにしてほしい行動は、まず手本を見せる)
たとえば、ゲームなんかに負けたら
いつも文句を言ったり、泣いたりする子には、
子どもと勝負して
自分が負けたときに、
手本を見せてあげる。
It's hard to lose, but I'll try to be a sport about it. Congratulations!
(負けるのはつらいわね。でもフェアにならなきゃね。おめでとう!)
Be a storehouse for your child's special moments
(子どもの特別な瞬間を いつでも引き合いに出せるようにしておく)
たとえば、外で「トロい」とか
「できない」など傷つく言葉を子どもが言われたときに、
I remember the time you...
(こうだったのを覚えているわ)
というように、子どもにとって
自信の持てる過去の瞬間を
引き合いに出してあげる。
When your child behaves according to the old label, state your feelings and/or your expectations
(同じ過ちを繰り返したら、自分の気持ちを言葉にし、子どもにどうして欲しいかを話す)
たとえば、子どもが
ゲームに負けて負け惜しみを言ったり、
泣いて駄々をこねたら、
I don't like that. Despite your strong feelings, I expect sportsmanship from you.
(それは好きじゃないわ。あなたの強い感情は分かるけど、正々堂々と勝負して欲しいと思う)
この章は、
わたしも知らず知らずのうちに
子どもにプレッシャーをかけていたり
特定のレッテルを貼っているかもしれない...
そんな風に考えてしまう内容でした。
娘は5歳半。
感情も複雑になり、2歳や3歳の頃のような
接し方では いけなくなってきました。
わたしも日々の生活での
言動をもっと意識しないとなぁと
改めて思います。