先日テレビを見ていて
あるCMが目にとまりました。
80年代に活躍した
女性アイドル
が出ている
某着付教室のCMです。
(いえ、彼女は今も
活躍されていますけど
）
その方はもう、皆さんご存じの
スーパーアイドルで
全盛期には
日本の女の子はみんな
彼女の髪型にしていたという・・・
もちろん私も
その髪型にしていましたよ～
だからそのCMを見て
ああ、私たちの世代が
ターゲットなんだな
と思ったわけですが・・・
それでふと思い出したのです。
私が最初に着付を習おうと思った時
このCMの教室に
行ってみようと思ったことが
あったなあ、と・・・
なぜ行くのをやめたかというと
最初に説明会に行ったら
受講料は無料だけど
要所要所で
着物や帯をご紹介するという
イベントがあって
なんとなく
「タダほど高いものはない」
という諺を思い出してしまって
行くのをやめました
結局行かなかった私には
通っていたら高くついたかどうか
わからないので
そこを批判するとか
行かない方がいいよとか
言いたいわけではないです
ただ、自分の経験を思い返すと
きもの初心者の頃って
自分に似合うものや
自分の好みのものも
まだよくわかっていなくて
だからその頃に購入したものって
今見ると、なぜこれかなあ
と思ってしまうものも
実は多かったりして・・・
だからこれから着付を習いたいなとか
着物に興味があるという人たちが
まだよくわからないうちに
高級なものばかり勧められて
ローンを組んで買ってしまって
ほんとはそれから出会うはずだった
もっと自分に似合うものたちに
出会う機会を失ってしまったら
とっても残念だなあ・・・
と、思うのです。
「特別展きものーKIMONOー」パンフレットより
「いいものはいい」
それはもちろんそうなんだけど
きもの熱が上がっている時って
その言葉に騙されてしまいがち
そのとき「これだ！」と思ったら
思い切りも必要だとは思いますが
ちょっと「う～ん」と思った時には
やめておく勇気も必要かも・・・
(今、自分にも言い聞かせている笑笑）
せっかくきものに興味をもって
これからお付き合いしていくのだから
なるべくいい出会いをたくさん
して欲しいな、と思います
だって着物は
歳をとってサイズが変わっても
ある程度は融通がきくので
長く着られる衣服なんですよ
だから、子供や孫に
引き継いであげることもできます
自分に似合う
自分好みのものたちと
たくさん出会って
手元に長く
置いてあげてくださいね