前回 夏のきもの では、着物に関するお話だけになりましたが、今日は帯のことを書こうと思います。

 

帯についても以前、名古屋帯、半巾帯、ファブリック帯(兵児帯)などの種類を紹介しましたが、私は暑くなってくる5月から、9.10月位までは、圧倒的に半巾帯や兵児帯のことが多いです。

 

 

どうしてだと思いますか・・・はてなマーク

 

 

それは、名古屋帯の時に必要な、帯揚げが必要ないからですビックリマーク

 

名古屋帯もお太鼓じゃなくて角出しにすれば帯枕がなくて、それだけでもだいぶ違いますが、その場合も帯揚げは必要です。この帯揚げがちょうど胸の下あたりに来るので、夏場は家に帰って帯揚げを外してみると汗でしっとり・・・汗なんてこともしばしば。

 

前回の襦袢の話もそうですが、やはり暑い時期には、身につけるものは一枚でも少なくしたいですよね。

 

 

逆に半巾帯でも、帯揚げをして名古屋帯風にするといった着方がありますが、今日は暑い時に着る工夫のお話なのでちょっと置いておいて(笑)、とにかく半巾帯は名古屋帯よりもだいぶ身軽です。

 

そして半巾帯よりもさらにファブリック帯(兵児帯)は、芯が入っていないのでもっと身軽!(あ、でも重い厚い素材のものは、やはり暑いですよあせる

 

帯にも季節のしきたりはあって、名古屋帯だと素材等色々気にしなければいけないのですが、半巾帯は基本的にオールシーズンOKウインク(もちろん素材などによって例外はありますが)。

なので自分の体感で、名古屋帯よりも気軽に選べるという部分があります。

 

 

・・・と、まあこんな風に、暑い時期に着物を着るには色々と工夫が必要なわけですが、実は着物って、洋服のように袖がピタッと身体にくっついていなくて、脇も開いているので、風が通ると涼しく感じるという、よい点もあるのですよ!!

 

また、素材や色や季節のモチーフなどで涼し気な雰囲気を演出するのも、着物のおしゃれの醍醐味なのではないかと思いますキラキラ

 

 

数年前、7月の暑い日にきものを着ていて、通りすがりの方から「とても涼し気に着物を着ていらっしゃいますね~」と、褒めていただいたことがあります。

 

 

その時はセオαの夏のきものに麻の兵児帯だったのですが、麻の帯の素材感と色味が涼し気に見えたのだと思います。当の私自身は、内心「暑い暑いあせるあせる」と思っていたのですが汗そんな風に言っていただけて、とても嬉しかったです。

 

 

夏に着物を着る時は、自分が涼しく着るのはもちろん、見る人に「涼」を感じてもらえるような着こなしを心掛けたいですね音譜