休日にはきものでお出かけするのが趣味、という話をすると「お金持ちのマダムの趣味~」とか、「着物なんて普段に着て歩くものじゃないでしょ」、などと言われることがよくあります。
そんな人たちに「普段着きもの」のことを知ってもらうのに一番わかりやすいかな、と思うのが「デニム着物」の存在。
私自身も、デニムの着物がある、と初めて聞いた時は、一挙に着物が身近なものに感じられた記憶があります。
洋服と同じように、着物にもTPOがある、だから着物にも洋服でいう「Tシャツにデニム」みたいな「普段着きもの」があるんだよ、と言われても、なかなか一般的な「着物」のイメージが頭にこびりついていると、ピンとこない人が多いです。
でも、実際にデニム素材で作られた着物の話をしたり、実物を見てもらったりすると「これは礼装ではなく普段着だわ!」と、イメージしてもらいやすくなります。
私の初めての「デニム着物」は、KIMONO MODERNで↓
デニムといってもゴワゴワ重いものではなく、イメージとしてはちょっとしっかりとしたダンガリーのシャツのような質感。
初めの頃は、色落ちがあるかもしれないと聞いて、一回着るたびに洗い、今では程よく柔らかく体になじむ感じになりました
デニムと言わずに着ていると、「これは紬(織の着物)?」と聞かれたりすることもあります。
そして2着目はくるりでこの色を選びました。↓
2着とも、私のヘビロテのきものです
最近は、一般的なデニムの色だけでなく、いろんな色のデニム着物を扱っているお店も多くなってきた気がします。
無地なので柄の帯とも合わせやすく、コーデを考えるのも楽しいデニムの着物、チェックしてみてくださいね
着物の話と少し離れますが…
先日、お仕事で対応したお客様から「コロナでこんな時にお仕事大変ですね。お疲れ様です。」と、声をかけていただきました。
とても、心があったかくなりました
今、暗いニュースや悲しいニュースばかりで、会いたい人に会うこともできない、楽しく出かけることもできない、お家にずっといて気が滅入ってしまい、心が荒んでくる、ということも多いと思います…
そんな時でも、相手を思いやる気持ちから出るたった一言が、相手の心を緩ませ、癒すのだという体験を、させていただきました。
こんな状況だからこそ、一人一人が、みんなの心を思いやり、それぞれが誰かの心を癒すことができたら、世界は必ず変わっていくと思います
あの時は大変だったね、と、みんなで笑顔で話せる日が、1日も早く来ますように・・・