自分で着物を着られるようになったばかりの頃、よく周りから言われたのが「家の中で着物を着て過ごしてみるといいよ」ということでした。

 

着物には、洋服にはあまりない「着崩れ」というものがあります。

すごーく大まかに言うと、着物は大きな布で体を巻いて、ひもで結んで留めて着ている状態です。だからひもが緩んだり(もしくは元々緩かったり)、どこかに引っ掛けて布が引っ張られてしまったり、そういったことで形が変わってしまう可能性があります。動いているうちにどこかが緩んできてしまう、なんてこともあります。これがいわゆる着崩れ。

 

外出先で着姿が崩れてしまったら残念だし、もしも崩れても、直し方が分かっていれば安心ですよねウインク

 

そこで、家の中で着物を着て色々と動いてみて、動き方で気をつける事とか、どういう時に着崩れるのか…などを知る練習をしたらいい、ということなんですね。

 

ひもの締め加減は、あまりキツいと苦しいし、逆に緩すぎると着崩れの元です。着物を着て動いていると、自分のちょうどいい加減がわかってきます。

着崩れの直し方は、本やネットにも出ていますし、着せてもらったのではなく自分で着た場合は、どこをどう直せばいいのか、なんとなくわかります。実際に着て動いてみて、直してみて、ああそうかビックリマークとわかることも多いです。

 

私が家の中で動いていて一番やってしまうのは、ドアノブに袖を引っ掛ける事!!そこから「ああ、昔の日本家屋は、全部引戸だったんだな…」ということに気付きます。

生活様式も洋風になったのだから、洋服の方が主流になるのは当たり前だよね…と思うし、実際着物は動きにくいあせるそれはほんとに思います。

 

でも、大きな布に包まれるように着るこの感覚が、やっぱり私は好きです。

そして着物を着ていると、少しゆったりとした心もちになる気がします。着物の時の所作なんかも、何回も身に着けていると自然とわかってきます。

 

そして、おうちきものの強い味方が「かっぽう着」

ちょっとかわいいかっぽう着を着て家事なんかしていると、気分も上がります音譜

 

おうちきもの、おススメですキラキラ