それも、なかなか、わるくない。
姉は、今は亡き父の事を、子どもの頃から
否定し続けてきた。
ここ約2〜3年の間に、姉は自分の内側と
真剣に向き合ってきた。
妹のわたしでも、素直に「偉いなー」と
感じる。
昨日が父の17年目の命日。
昼間にお墓参りし、夕飯どきは
父を思いながら🍶乾杯したようで、
「(生前に)一緒に飲んであげれば
よかったなあ」と。
それまで、自分の中に押し込め、
封印してきた様々な感情に、時にいら立ち、
時に放り投げながらも自分自身で立ち上がり
一つひとつ真面目に向き合ってきた。
その末の、
「一緒に飲んであげればよかったなあ」。
わたしがずっと、望んでいたことでもある。
せっかく今、ここに生きるのならば、
可能なら生きている間に、
「生まれてよかった」
「産んでくれてよかった」
と心から喜べる日がくればいいのにな、と。
人の思いはコントロールするものではないし
出来るものでもないが、
自分のそばに居る人がひとりでも、
幸せな気分、安らかな気持ちになる事が、
わたしにとっても穏やかで、幸せなこと。
歳を重ねるのも、いいものだなあ。
とっつぁん、ありがとう。