それも、なかなか、わるくない。






姉は、今は亡き父の事を、子どもの頃から

否定し続けてきた。




ここ約23年の間に、姉は自分の内側と

真剣に向き合ってきた。

妹のわたしでも、素直に「偉いなー」と

感じる。




昨日が父の17年目の命日。

昼間にお墓参りし、夕飯どきは

父を思いながら🍶乾杯したようで、

(生前に)一緒に飲んであげれば

 よかったなあ」と。




それまで、自分の中に押し込め、

封印してきた様々な感情に、時にいら立ち、

時に放り投げながらも自分自身で立ち上がり

一つひとつ真面目に向き合ってきた。




その末の、


「一緒に飲んであげればよかったなあ」。






わたしがずっと、望んでいたことでもある。




せっかく今、ここに生きるのならば、

可能なら生きている間に、


「生まれてよかった」

「産んでくれてよかった」


と心から喜べる日がくればいいのにな、と。




人の思いはコントロールするものではないし

出来るものでもないが、




自分のそばに居る人がひとりでも、

幸せな気分、安らかな気持ちになる事が、

わたしにとっても穏やかで、幸せなこと。




歳を重ねるのも、いいものだなあ。




とっつぁん、ありがとう。