2日目は
バンテアスレイへ。
「女の砦」の意味を持つこの遺跡は、
紅色砂岩を用いた珍しい寺院で
その名の通り優美な造形は
アンコール遺跡の中でも群を抜いて
美しいと称される。
第二回廊に精巧に彫られたレリーフや
祠堂の壁面に施された「東洋のモナリザ」
デヴァダー像は特に有名です。
ジム用のスポーツ着で遺跡を巡りましたが
これは正解でした。
暑くて暑くて、汗が止まらない中で
普段着を着てる人は
汗が滲みて大変そうでした。
しかしスポーツ着だと
汗を吸収し発汗するのでかなり
助かりました。
川底の彫刻、クバールスピアン。
シェリムアップ川の川底や
川岸に約200mに渡って彫られた
神々の彫刻を川の流れと共に鑑賞。
リンガやヴィシュヌ神、シヴァ神などの
像は神秘的に見えます。
ほんとに大変。このコース。
片道2.5キロほどありますが、
ただ歩いてるだけで汗がとまらない。
ポキッて
大きな岩や木のツルが
地面に張っていて
岩と岩を
考えながら登ります。
手をついて登らなければなりません。
体力には自信あったはずだけど
言葉もないくらいしんどかった

これまた下ると思うと
ヒェって感じです。
まあその予想は大当たりするのですが、、、。
どうやってこんな場所に?というような
岩をおりていきます。
リーダーと、「めちゃくちゃしんどいけど、
楽しいね!緑も多くて、空気が気持ちいい!」
などといいながら
るんるん気分で下りていたのです。
油断していました。
昔の私ならヒョイと飛び越えれたのですが、
今はアラフォーということを
すっかり忘れ、童心にかえっておりました。
⇩のような木の幹に足をとられ、
思い切りグネりました

下山始めてまだ5分くらいの場所で。
リアルな音を
ポキッて、、、。
遺跡も
(気をつけて帰りなはれや~)と
虚しく別れを告げてきているようです。
てゆーか痛くて痛くて
これ、下りれる?私。
リーダーもやっとこさで下りてるのに
私を、かついでもらうわけにいかないし。
ガイドさんも泣きそうな顔で
大丈夫?と聞いてくる。
(絶対に下山しなくちゃ。)
それだけが頭をよぎり、
足を引きづりながらなんとか下山。
こういう時って
アドレナリンが出るといいますが、
ほんとに
そう思いました

せっかくここまできて
あと一つ
遺跡を残してる。
ラピュタのモデルになった場所。
行きたい!
てなわけで
足を引きづりながらも
アドレナリンの力を借りて
「天空の城ラピュタ」のような遺跡群。
修復が施されていないので、
状態も発見当時のまま。
まるで自分が発見者のような気分になる。
第二回廊の一角にあるほとんど光が
さしこまない秘密の部屋など、
まだ明らかにされていない謎もたくさんある
場所です。
今にも崩れてしまいそうな
遺跡たちですが、この雰囲気、空気感は
忘れられません。
当時の記憶を蘇らせるような
時が止まったかのような
静寂の中、光が差し込む瞬間があります。
神秘的でため息が出ました。
一瞬、足の傷みも吹っ飛んでました

言われている建物です。