今回 観た映画は
「百花」
おススメの作品ということで
スマホに上がってきたので
Netflix で観てみました。
あらすじを見ると
ピアノ教師をしていた母親が
認知症になって…
とかって、
なんだか嫌な感じの内容だなぁと
思いながら、
菅田将暉さんが息子役、
原田美枝子さんがその母親で
冒頭から
ピアノで♪トロイメライを弾く姿から
始まるので
ついつい最後まで観てしまいました。
私がここで映画のことを書くのは
あくまでも音楽目線中心なので、
ほぼストーリーについては
書かないつもりですが…
映像とともに流れてくる
馴染みあるピアノの曲が数曲ほどでてきます。
興味を持ったことは
トロイメライのメロディーがだんだん崩れて、
転調を繰り返し、
覚えているはずの曲がおかしくなっていく…♪
認知症の症状をうまく音楽を使って
表現されていると思いました。
バッハのプレリュードも
始めはそのままですが、
そのままモチーフとして
メロディーが変化していく…♪
こちらは、不倫中だけど
明るく、幸せ感を表現していました。
このあと、
阪神大震災という流れでした。
(あれからもう29年も経つなんて)
この出来事が何かを狂わせたのでしょう…
おもしろいと感じたのは、
人工知能を使って、
無表情のロボットに歌わせたものを
制作しているところです。
それに反して、
最後には
認知症になった母親が
老人ホームでピアノコンサート、
頭の中に音が刻み込まれた
♪トロイメライ をきれいに演奏するのです。
人間の脳で弾く音楽、
AI で作り出した音楽、
どちらが心打たれるかです。
音楽に携わるものたちにとっては
なんだか複雑ですね〜。
いつも同じ曲、
覚えている曲を弾くのは、
脳を使っていなくて、
新しい曲を弾かないと
脳を使っていないのだと言われていますが、
そこは、やっぱり
バランスよくやらなくてはいけないと
思いました。
認知症にはなりたくないと痛切に思います。
トロイメライは
昨日も大人の方とレッスンしました。
この映画にも
マッチングしていると
思った曲でした。
Masayo-music ♪