阪神間の地元が舞台になっている

ピアノ映画。

観たいなぁと思っていたら、

宝塚市文化財団友の会で

前売り券が買えたので、

楽しみにしていました。


近くの映画館(シネ・ピピア 宝塚市売布)

での上映期間は短いのですが、いつもガランとしているし、

まぁ、期間内に観に行けばいいや

と高を括っていました。

そんなふうに思っていたら、

コロナ感染者が増えてきているので、

これは映画館は心配にもなってきて、

雨の降る日曜日、人も少ないだろうと

映画館に行きますと

本日の 

「にしきたショパンは満席になりました」

の張り紙が…

" え〜?! "

小さな映画館は、

雨の湿気と

コロナ感染が危ないという中、

人がひしめき合い、

む〜ん としています。

諦めて帰りかけた私。

" あと数日しかないのに、

前売り買ってるのに観れなくなる? "

と、急に焦りを感じ、

エレベーターに乗りかけた私は

再び、映画館の窓口へ行き、尋ねました。

「前売りを買っているので、席の予約はできますか?」

そして、

2日後の火曜日に席を取ろうとしたら、

もうほぼ満席で、驚きました。

"そんなに人気なの?"と。


最前列か、最後列しか空いていません。

しかも、後列はパイプ椅子とのこと。

仕方なく、

最前列の右端の席を予約しました。

さぞや、首が痛くなるだろうなぁ。

そこまでして観るのかしら…

と思ってしまいました。


そして、今日、

この映画を観ることができました。

「にしきたショパン」

の " にしきた "とは

阪急「西宮北口」駅のことを

いつのころからか、縮めて

「にしきた」

というようになりました。


その西宮北口駅

降りてすぐの楽器店の教室で

週3日レッスンをしている私です。

撮影場所は、西宮市内。

その西北駅から

神戸線へ一駅の夙川

今津線へ一駅の門戸厄神にある神戸女学院が主な撮影舞台となっていました。


映画館に行く前に芦屋まで車で走っていたため、いつもの夙川駅前を通ってきたところ。背景には夙川駅周辺、歩道橋、夙川の川沿いの道など、馴染みのあるところがすぐわかりました。


また、娘が通っていたため

馴染みのある神戸女学院内での撮影。

コンクールの会場になっているところは

講堂が使われ、

周りを木々に囲まれた場所、

ヴォーリズ建築である校舎や校舎内が、

背景に撮影されています。


映画の冒頭は、

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番

ピアノソロバージョンの音から始まります。

もちろん、私はピアノソロで弾いたことはありませんが、

ピアノ連弾と

エレクトーンとピアノのデュエットは

発表会で数回弾いたことがある、

やはり馴染みのある曲です。


男の子はラフマニノフが合う大きな手。

女の子はショパンが合う小さな手。


だるま先生が弾くショパンのノクターン嬰ハ短調も何度も流れてきますが、今日の午後、生徒さんとこの曲のレッスンをしていたところでした。


もうずいぶん前になりましたが、

阪神大震災で運命が変わってしまった人が

いるってことですね。

ピアノができなくなった人、

音大受験も諦めた方もいらっしゃる…。


そして、何でも無理はいけない。

ストレスから神経をやられちゃう。

(私自身の神経の病気からもそう思います)


ピアノコンクールも盛んではありますが、

自己へのチャレンジ、

目標を持つということに重きをおき、

テクニックばかりで競争をするのではなく

真に人の心に響く音を奏でる…音譜


当たり前だけど、

それを感じさせる映画でした。




観終わった後にもらったパンフレットに

書いてありました。

大ヒットにつきアンコール上映を

することになったようです。


ピティナも協力されています。

" ピアノを愛する方なら感情移入まちがいなし" 

とあります。



P.S. 

最前列でも首は痛くなくて、楽に観れましたニコニコ



音譜音譜音譜音譜音譜汗ラブラブ


Masayo-music  ♪