5年ぶりに現地開催された”いわきサンシャインマラソン”をTrippers Running Clubの仲間15人で走ってきました
チームに入ってくれたときから見ているみんななので、一人一人に思い入れがあって、今回は自分も選手として一緒に大会を走ったけど、何人分ものレースを感じた大会でした。
いわきのコースは、すれ違えるポイントが2回あるので、途中でエールを送り合えます
仲間の走りを見ながら、応援にも力が入りました
スタートラインに立った全員が無事に完走することができたことが、本当に良かったです
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個人的には、去年秋の”つくばマラソン”に続いて、復帰2戦目です。
つくばは、タイムの目標は口にできなかったけど、つくばを経て今回は、サブ3.5の目標を持ってトレーニングしていました。
結果は、大撃沈
つくばよりも10分近く遅い、3時間55分でした。
たくさん歩いたし、トイレに3回寄りました(トイレ問題は出産以降の課題の一つです)。
言い訳はいろいろ出てくるけど、これが今の私がやれていた練習の全てだと思います。
(今回の私のことではなく)してきた努力は、すぐに結果に現れないことがあるので、記録が全てだとは思っていません。
昔の私も、練習してもしてもタイムが落ちてしまったこと、他の部員よりも多く練習しても抜かれていった時期があって、もがいていたことがあります。
だから、今回の大会に向けて頑張ってきたけれど、結果が出せなかった仲間の頑張りには、心から拍手を送りたいし、ここで諦めずに次に繋げてほしいと思います。
私に関しては、トレーニング量の不足。これに尽きると感じました。
脚が持ちませんでした。
計画的にやってきたけど、コロナになってしまったこと。
免疫力を落としてしまったのは自分で、「やってしまったな」と思ったらコロナでした。
自宅療養期間と、体の不調に、一気にモチベーションと体力、自信を失って、このときはいわきを走るイメージが持てませんでした。
だけど、このまま何もせずに過ごしていたら、どんどん自分が嫌になるだけだし、大会を走ったとしても何も得られるものはないなと思って、動き出して、目標には全然届かなかったけど、諦めたり投げ出さなくて良かったと思います。
コロナ明けもスピードは、つくば前に比べても出せていたけど、トレーニング量は、サブ3や優勝を目指していたときの活動的休養日程度しかやれていませんでした。
土台が崩れた状態で、土台から作り直す時間はなかったので、崩れた上にバランス悪く積み上げてしまって(少し先にフルマラソンを追加で走ることにしたので、トレーニングとしてのレースに変更して調整もほぼしませんでした)、結果としてはガタガタと崩れてしまいました。
今回のレースで、人に誇れるものは何一つなかったし、コーチとしても恥ずかしい、情けない走りをしてしまったけれど、マラソンは甘くなかったことを改めて教えてもらって、また練習を頑張ろうと思わせてくれました
ブランク前は、一日一日を精一杯、積み重ねてきた長い日々があっての走りだったけど、今の私には1年弱の小さな積み重ねしかありません(それもコロナなどで中断してる)。
そして、一日一日を100%頑張れてない(これが大きい)。
昔は、人の2倍・3倍やって、やっと人並みと思ってやってきたので、これまでの積み重ね貯金に胡座をかいた考えから抜け出さないと
簡単に上手くいってしまったらつまらないし、簡単じゃないからこそ記録には価値があって、面白いんだと思うから、また精一杯積み重ねていこうと思います
大会で優勝したければ、大会に出る人の中で一番のトレーニングを積めれば、可能性は生まれるし、目標に向けてどれだけ努力できるかが、得られるものの全てなんじゃないかと思います。
次は、3月にハーフ、4月にフルを予定しているので、まずは初心にかえって、記録ではなくて自分の感覚を大事にしながら走ってみたいと思います
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”いわきサンシャインマラソン”は、地元をあげて盛り上げているのが伝わる、温かさを感じる大会です
5年ぶり・コロナが出てからは初めての現地開催でしたが、沿道には以前と変わらずに多くの方が応援に出て大会を盛り上げてくれていました
地元高校生の吹奏楽やフラダンス、野球チームの少年達が一生懸命声援を送ってくれていたり、小学生のチアチームが寒い中笑顔でエールを送ってくれていたり、周辺の会社でも私設エイドを出してくれていたり、コースは厳しくても、本当に良い大会だなと今回も思いました
風は強かったけど、海がキラキラ光ってて景色がめちゃめちゃキレイで、景色を見ながら、応援の声や吹奏楽の音楽を聞いて走っていたら、「ここにも津波がきて応援してくれているみなさんも大変だったんだろうな」とか、これまでの大会を思い出したり、いろんな気持ちが湧いてきて、半分もいかないうちに泣いてました
途中棄権したい気持ちが出てきても、せっかく5年ぶりに戻って来れた大会・やっとTRCで出れた大会、どんな形でも自分の足でゴールしようと思えました。
吹奏楽もフラダンスも、みんなそれぞれ練習してきて、挫折だってきっとありながらやってきてるんだろうなと思うと、選手だけじゃなくて、いろんな頑張りが集結してる場所なんだなと思いました
まだまだ壁はいくつもありそうだけど、やっぱり「ここで結果を出したい」という思いが強くなりました。
早速、次に向けて始動です