
先日、屋久島に行った時に、泊まった宿のオーナーである柴 鐵生 さんから一冊の本を頂きました。それは、「あの十年を語る~屋久杉原生林の保護をめぐって~」
礼状を書く前にやはり読んでから・・・と思っていたので、まだ飛ばし読みなのですが読ませていただきました。
私や他の方々、訪れた方々がこの屋久島を「いい!」と感じるその奥には、鐵生さんをはじめ多くの方々の意識があって守られてきたんだということがよく分かりました。また、ここにくるまでも、そして今でも沢山の葛藤の中、この屋久島を守って子孫に残していこうとしているのが伝わってきました。
少しだけ抜粋してご紹介したいと思います。
もう一つは、屋久島の自然環境が日を追って悪くなっていくという認識です。残念なことですが、屋久島が国立公園になり世界遺産に登録されていく中で、自然は痛み、その価値を損ないつづけています。国立公園の指定も遺産登録も、自然の豊かな価値を保全し後世に残していくことを本旨とし、それを大前提として管理運営を実施するのですが、その動機とは関係なく、その過程で国民のものとなり世界の人々に共有された価値は必ず損なわれていくという事実です。
原生林がそこそこ残り、遺産として評価され、自然と人間の共生が声高に叫ばれる時、新しい受難の時が自然の側にとって始まっているのは、皮肉な現象ですが、看過できない事実です。
私たちは地球上のあらゆる価値を共有しますが、その反面それらの価値を損なわず保全していく知恵を知りませんし、術も知りません。
屋久杉の原生林を伐り尽そうとすることを自然の略奪と言い、物質的豊かさだけを求める二十世紀の文明を反省したかに見える私たちが、善意そのものの装いでなおも自然を喰いものにしている矛盾から一日も早く抜け出さなくてはなりません。そのため今必要とされているのは、島民の側の自然に対する哲学であり、島民の意識や魂です。共有された世界の価値を守り伝えるための知識と術を私たちの側が提示する。そのことが、今私たちに求められている事柄です。そのためにはこの島の伝統の世界に立ち戻り、そこに潜みあるいは溢れる英知を私たちのものにしなければなりません。・・・
屋久島ファンの方、もしくはこの一文を読んで何かを感じた方は是非この1冊を読んでいただけたらなと思います
私が泊まらせてもらった「屋久の子の家」 は屋久杉保護のための活動拠点として理念を掲げながら、そして多くの方に協力していただきながら、建てられたものだということも分かりました。しかも、私が生まれる前昭和45年に・・・。多くの人が出会い、交流を続ける場であったようです。
(写真勝手に拝借しちゃいました。ダメだったら言ってくださいね)
私はたったの2泊だったけど、こんな素晴らしい宿に泊まれたことを嬉しく思います。ただ、宿が素敵なだけじゃない。ただ、ロケーションが素晴らしいだけじゃない。そこには温かい心が宿った民宿だったんですね。
遠くない未来にまた足を運ぼうと決めました。(でも、これから冬になってしまうなぁ・・・)
・・・・お知らせ【その1】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたの笑顔が10倍輝く! ←あと2席です
「幸せLife実践プロデュース」
-なりたい自分へ具体的行動を-
■ 日 程
日程:2007年10月8日(月・祝) 10:00~18:00
場所:らーのろじーセミナールーム
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・・・・・お知らせ【その2】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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