怪物だーれだ
さすが、カンヌでも大注目だった是枝作品
俳優さん達の演技も素晴らしかったし
深い深いメッセージがありました
母親の視点、教師の視点、子どもの視点
それぞれの価値観や受け取り方
切り抜いて見えた世界は1人1人異なる
だれか1人が『怪物』だと思って観ても
そうやって観る私自身も怪物なのかもよ‥
そんな感覚がわいてきました
子ども達が何かをした時
そこにはそれぞれの思いや理由がある
なのに、ほんの一部分を観ただけで
全てを決めつけてしまう事の危うさは
例えば『不登校』や『いじめ』の有無に関わらず
日常に潜んでいるんじゃないかな
それから、多様性を認める社会になってきている
とは言え、LGBTQの受け止め方は
1人1人違うのかもしれない
正しさ、価値観、同調圧力‥
誰かにとっての『怪物』も
誰かにとってはそうじゃないし
主人公の少年達が、ラストで柵のなくなった
明るい道を進んでいるのが
幸せそうで、でも天国なのかわからないけど
なんだか切なくて…色んな感情が入り交じるラスト
帰りに長男が『結局誰が怪物だったんだろ』と言うと
次男が『みんな怪物なんだよ』と言ってました
そう!誰の心にも怪物的なものはあるんだよね
偏見やこだわり、差別とか‥意識的、無意識的どちらもあるよね
多分、観る人によってたくさんの解釈がある作品ではあるんですが、やっぱり次男会長の視点て
すごいなぁと思った、事務局長でした
で、長男も映画楽しくなってきたみたいで
我らが同好会の準会員から正会員になるそうです
弟が会長で、事務局長が母ですよ~と言うと
長男は『専属ドライバーやります』だって
そうです🎵今回は長男の運転で映画に行きました🚙
後半の伏線回収がすごかったので
もう1回、はじめから改めて観たいなぁ~