合格発表の時期ですね

この時期になると、よく思い出すんだけど。
アタシが住む地域は、私立も公立も、結構たくさんの高校があって選べるんだけど。
東京とかと違って、私立は比較的入りやすい学校が多くて、公立と併願する場合は“滑り止め”的な扱いをされる。
公立はいつも本当にその学校のレベルの頭じゃないと入れてもらえない。
私立は公立と併願しないで受ければ、ほぼ受かるけれど、公立を受けるには必ずと言っていいほどみんな私立も受けておく。
アタシは私立と公立を併願した。
公立に行きたい!!という強い思いがあったわけじゃない。
まぁ、学費は安いから受かったら行くつもりだったけど、そんなに本格的には考えていなかった。
じゃあ、何で受験したかって!?
私立の試験は公立の1ヶ月前(2月)にある。
私立だけを受ける子は、2月に進路が決まり、受験が終わる。
でもね、公立高校受験に向けて頑張っている子がいるんだよ。
ほとんどの子が、静かに波風立てないように公立受験する子を見守っている中で。
『私、もう受験終わったから遊べる~♪』なんて不謹慎なことを言っちゃった子がいて。
別に仲がいい子が言ったわけじゃないし、気にしなきゃいいんだけど、何かその子と同じになりたくなくて。
ムズムズする気持ちをお母さんに相談したんだ。
『公立も受験したい。』『最後までみんなと一緒に頑張りたい。』
お母さんは私立を希望してたからびっくりしたみたいだけど、その選択がアタシらしいと受験を許してくれた。
担任の先生も“(アタシの学力じゃ)難しいだろうけど、頑張ってみたら。”くらいの感じだった。
そんな理由で受験したって、結果はもちろん不合格。
でも気持ちだけは納得してて清々しかった

お母さんも希望通りになり安心してた

今思うと、最後まで受験することで自分を守っていたのかもしれない。
みんなに嫌われないように、守っていたのかも。
何かアタシ、ちっちゃいなぁ…

そんな中3のアタシでした
