引き続き先日購入したもののレビューです。

今日はMJ1。
「MAHALO ソプラノウクレレ Java “J” Series MJ1」という名称です。
例によって『Java』ってなによと検索をかけ・・・ましたがヒットするのは
PC用語のjavaばっかりで、今度はよく分かりませんでした。
唯一それっぽいなと思ったのは「ジャワ島」。



といいますのもこのウクレレはMade in Indonesiaでして・・・
MK1もインドネシア製なんですけどね(笑)

ブラウンと3TS、2色ラインナップされていますが私は


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3TSを選択しました。
ちなみに3TSは3 Tone Sunburstの略です。
黒・赤・イエローの3色構成・・・綺麗ですねー。


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裏もきっちり3TS。
先日のMK1と正反対、木目がきっちり埋まったグロス塗装でピッカピカです。
気を付けて撮らないと自分が映りそうになります(笑)


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装飾皆無のMK1とは正反対の、なんともハデな外観。
ロゼッタはゴールドのプリントです。
ホディー材は・・・「ニヤトー」。
これは調べなくても分かります。マホガニーの代用材的ポジションの、
北大西洋条約機構的な名前で呼ばれてるアレです。

ブレーシングは表裏に各1本。同価格帯のAla Moana UK-160と比べると
随分シンプルな構造です。


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イマイチはっきりしないセンゴンとは違い、まっすぐな木目が見てとれます。
表・裏板ともブックマッチなんですが・・・
おや?左上に何かシミのようなものが。


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お母さんいつも手は綺麗にしなきゃ
ダメって言ってるでしょっ!!


塗料の付いた指先がかすっちゃったんですね・・・

まあ安レレならこういう事もありますわな(笑)


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指板はローズウッド。
さすがにこのクラスになるとポジションマークも付いています。


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やっぱり指板横にもあります、嬉しい心遣い。

フレットはMK1は真鍮だったのに対してこちらは
ニッケルシルバー。
幅は同じですがこちらの方がシャープな印象を受けますね。
端の処理打ち込み具合はMK1と大差なしのバリあり浮きありで、
あまりよろしくありません。


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とってもお洒落な3TSカラーヘッド。いいですねー、マッチングヘッドスキーな
もんで(笑)
MK1と同じスモールサイズで、あっちでは黒だったマハロゴがゴールドに
グレードアップしています。

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ペグはMK1と同じ物です。
・・・おや?
何か絵と文字が書かれています。なになに・・・


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絵はフラねーちゃんでしょうか。
文字は・・・


Aquila Super Nylgut弦とグラフテック・ヌボーンXB
サドル装備

ぬゎんと!
パッケージ品で買うと1300円以上はするスーパーな弦が使われてるじゃ
ないですか!!
なんかパールのような輝きを発する不思議な弦だなーとは思いましたが・・・
サドルもヌボーン(骨に似せた人工素材)の改良型です。
これはまた張り込んだものだと当初は驚いたのですが、商売である以上
利益はきちんと出している筈です。という事は・・・
業務用(でっかいロールに弦が
ぐるぐる巻きなになっていたりジャラジャラと
麻雀の点棒のごとく無造作に
ダンボールに放り込まれたような姿を想像)で
ドカンと買うとかなり割安で仕入れられるんでしょうね。
てかパッケージ品高過ぎ!!(笑)

では早速そのサドルを見てみましょう。


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入ってますねー、「NUBONE XB」のプリント。
以前購入したウクレレのヌボーンサドルもそうでしたが、各弦のオクターブ
ピッチに合わせたオフセット成型がされています。

そしてサドルに負けじとブリッジの形状がまた特徴的なんですよ。
後ろから見ると


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一般的なサドルと違い、角が丸められカマボコのような形になっています。
どこかで見た事あるような・・・


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こちらYAMAHA No.80のブリッジ。似てますね。

一方のナットはというと、


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MK1と同じものでした・・・ちょっと残念。
でも十分実用的な物なので、ヘタに他の物に変えられるよりはずっといいです。

ところでこのウクレレ、MK1がやたらと軽いせいもあったのですが持った時
結構重く感じました。
どのぐらいの重さか測ってみましょう・・・


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重っ!!

MK1との差、なんと144g!
材木の比重差があるとはいえ随分と重いです、
手近に転がっていた
Ala Moana UK-160Pでも358gでしたので・・・
一体この差はどこから?とあちこち眺めていると、ある事に気付きました。

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4弦側のバインディングとナットに塗料が・・・はまあいいんですが。
このはみ出た塗料、バインディングから浮いて見えるんです。


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見えますでしょうか?
バインディングと塗料の間に厚みのある透明な物体。
これ、クリア塗料なんです。

もっと分かりやすいのがこれ。


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フレットを削ってる時に欠けたのでしょう、カマボコ型に塗料が欠けています。
分厚いですねー。
これ、多分安エレキギターでおなじみのポリウレタン塗装です。
化学反応で硬化する為肉痩せが少ないので磨いてピカピカにするのに
うってつけの塗料。
これをウクレレ全体にまんべんなく吹き付けてるんですね・・・そりゃ重くも
なりますって。


外観は以上です。見てくれはかなりいいですが音の方はどうかというと・・・
ポリウレタン塗装を見て予想は付きましたが、音量はやや小さめ。
音質もやや硬くて細いです。
いい弦を使っているので不快な音ではありませんが、鳴りの悪さは隠せて
ません。
でも音程は非常に正確で、ほとんど狂いらしきものを感じません。最も
狂いの出やすい3弦でさえ1~12フレットまでチューナーがセンターから
ずれないのには驚かされました。

こちらを選ぶのは見た目重視の人向けでしょうし(はい、私の事です)、音の
硬さや小ささを気にしなければ十分楽しめると思います。
この価格帯のウクレレは楽しめた者勝ちですし(笑)

ブラウンの方はどうなんでしょかね、あっちは塗装薄いっぽいのでもっといい
音が出るのかも。



番外。
ウクレレ以外にも、こんなのを買いました。


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HOSCOのカリンバキットです。
ちょっと試してみたい事があって、それの参考になりそうな楽器を手に入れる
必要があって購入しました。
べ、別に様々な楽器を紹介してらっしゃるアサフさんのブログに触発された
わけじゃないんですからね・・・いや、ちょっとはされたかも(笑)

今時のキットはすごいですね、必要工具まできちんと同梱されてます。
それもペラペラの使い捨てではない、まっとうなやつです。
これで税込800円ちょっととは・・・恐ろしや、海外生産。