古川武彦、大木勇人著『図解 気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』（講談社ブルーバックス）を読みました。
私はこの種の気象関連の本をよく読んでいます。本書は古書店で安いのをたまたま見つけたので購入したのですが、専門的かつ理解しやすい内容で、ひじょうに勉強になりました。
内容としては同種のものと大差はありません。雲のしくみ、雨と雪のしくみ、気温のしくみ、風のしくみ、低気圧・高気圧と前線のしくみ、台風のしくみ、天気予報のしくみといった章構成です。イラスト、天気図も豊富で理解しやすいように配慮されています。です・ます調の文章も読みやすいものです。
例えば温帯低気圧の発生・発達の仕組みなど、いろいろ本を読んでもイマイチ理解しづらいのですが、複数の本を読んでみると、少しずつ説明の仕方が違っているので、それらを組み合わせるとより理解が深まります。
