こんにちは。
今日は、当院でのメイン治療レーザー手術の適応と不適応についてです。
まず、診察時にエコー検査を行い、静脈に逆流が認めなければ勿論手術の適応とはなりません。
本人がいくら手術を希望されても、行えません。
また、逆流が認められても、血管の走行が蛇行(グネグネしている様)であったり、血管径(太さ)だったり、レーザー焼灼術で定められた手術適応の基準を基に判断してます。
他にも既往歴などにより、除外される基準もありますが、まずは一度エコー検査をしてみないと分かりかねますので、検査が必要となります。
当院のレーザー治療は、日帰りで行えることや外科的手術と比べ、体への負担が最小限ですむことなどがメリットです。皮膚を切開しないので、抜糸がないことや針穴程度の傷のため、傷跡が目立たないのがメリットです。(ケロイド体質を除く)
レーザー治療を希望して来院してくださった患者様が、レーザーの適応でない場合、非常に申し訳なくなります(ノ_-。)
また、下肢静脈瘤の手術の目的は、血液の逆流をとめることにより、循環を改善することを第一の目的としておりますので、瘤(こぶ)自体を消す手術ではありません。
ただ、逆流をとめることで、瘤自体小さくなったり目立たなくなることもあります。
半年から1年間で徐々に目立たなくなるので、時間の経過が必要です。