今夕、TVでGOOGLEの電子出版をテーマにした番組を放送していた。
GOOGLEの日本での電子出版担当者が、日本の出版元を集めての呼びかけを放送していた。
出席していた出席者の出版元の担当者達のGOOGLEへの質問や、番組コメンテーターの発言が、いかにも「日本的」と感じた。
世界の潮流に遅れ続けている日本、その感性がもろに出ていると感じた。

電子出版のアイデアは、20年位前から国内のIT中小企業経営者達から、盛んに出されていたのを記憶している。
私が直接に聞いた人たちは、いずれもIT企業経営者ではあったが、コンピューターソフトウェア技術者としてはお粗末な能力しかなく、企業経営者としての活動しか出来ない人たちであったが。

当時、聴いていた私は、見込みがないアイデアと確信していた。
本は、書棚にずらりと並んでいる中から1冊を選び、目次などを一瞥しながら、本全体を見ながら特定箇所を読む、という私のスタイルが普遍的と思っていた。
つまり、針の穴からページを順番にのぞくような本の読み方は、私自身は勿論、一般的にも受け入れられないと確信していた。

それと、画像をそのまま記録して閲覧するなど、本を手に取るのと同じではないかと思ったのである。
どうも、他人の感性は「理解できない」

また、価格が、いかにも高すぎる。
書籍の7割から6割程度の価格である。
1/10~1/20程度の価格設定でもいいのではないかと思う。
それでも、ぼろ儲けであろう。

著者、出版社の取り分が51%、GOOGLEの取り分が49%と言うのも、GOOGLE側の悪徳であろう。
GOOGLE側は5~10%程度、出版社側が10~20%程度と言うのが、妥当と思う。

また、機能にしてもまだまだ今の状態では不便ではないか。
行間や紙面に、利用者が書き込みを行ったり、それを消したり修正したりできる機能をつけることが、必要ではないだろうか。

また、ディスプレイにしても、携帯電話はともかくとして、A4サイズのハード画面では、まだまだ扱いにくい。
紙のようなフレキシブルな素材、あるいはプロジェクターに繋いで壁面に投影したり、大型TVに映したりも、必要である。
さらに、音声での再現も必要であろう。

そして、音声、文字、絵での双方向性も実現できたら、なおよかろう。
その結果、社会的情報インフラとして構築していければ、社会のあり方で革命的進歩が生まれるのではなかろうか。
今、NHKで「無縁社会」をテーマとして盛んに取り上げているが、その中に組み込める形になれば、理想的であろうか。
そのためにはインターネット加入料が無料化、少なくとも100円程度/月くらいに低廉化されれば、と思うボク。
自治体、NPOと個人が互いに双方向で常に情報が結びついている社会になる事が、未来社会への問題解決の一つのステップではないかと、思うボク。

技術的には何の問題もない。
やるかやらないかだけであろう。
まあ、日本は「やらない」だろうが。

欧米でやり始めれば、日本は「猿真似」でどっとなだれ込むだろうから、、、。
日本は最初から相手にしないで、欧米でこの発想を実現するべく、誰かがやり始めないだろうか。