さっちゃん | SMART PANEL

さっちゃん

さっちゃん

 

平賀さち枝/Kiti

 2011年のデービューアルバム。当時、曲のタイトル『阿佐ヶ谷の部屋』を見つけて、作風も知らず購入した。「洗いたての茶碗は水色、もう少しだけ君は寝たふりをしていて」という杉並区の小さな風景。ガットギターの弾き語りで、まるでなぎら健壱のおしゃべりの様なフォークソングを溢れ出る文字数で唄っていて、阿佐ヶ谷で部屋を借りていた誰の心にもある、あの頃を永遠に焼き付けているCDだった。歌詞の主人公が僕の側で、君という彼女がそばにいる物語を女声シンガーが唄ったら、もう小説。『高円寺にて』の歌詞「雨が上がるまでマクドナルドの窓際で」ってそれは、高架下再開発前の京樽があった時代のスケッチ。2018年にレコード盤で再発したという。