EMPTINESS | SMART PANEL

EMPTINESS

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横関敦/日本フォノグラム

 パイプオルガンで幕を開ける宇宙の夜明け。あまりにも自由に伸び渡るギターがテルミン演奏のようにも思えてくる一曲目。やがて地鳴りの様なバスドラからJET FINGER激弾き開始。三柴理による鍵盤はピアノの音よりも、ストリングスやブラス、ヒューマンコーラスっぽいシンセサイザー音色が交わる。激しいドラムと浮遊感漂うシンセサウンドの間をクネクネキュンキュンと高速ギターが炸裂。シスターストロベリー的なパンクメタルではなく、メタルフュージョンといえるような音楽だった。ピックも持たずに目をつぶって陶酔しながらほうきを構えたい!猫背でチュルチュチュ弾かずに、胸を張りのけぞってギュワーンと溜めながらのポーズ。掃除機じゃダメ。