もし大きな病気をして長期間入院した場合、医療費ってどれくらいかかるんでしょうか?


今入っている入院の保険で足りるんでしょうか?


という疑問に生活習慣病(成人病)を例に考えてみましょう。


成人病の中でも最も多い病気がガンです。


ガンにかかると入院日数も長くなりますし、医療費もたくさんかかるイメージを皆さんお持ちだと思います。胃がんの場合で平均入院日数42日、平均医療費総額約122万円です。


ただ、自己負担を計算してみると3割負担で約36万円、さらに高額療養費の還付まで計算すれば最終的な医療費は月約80,100円、つまり高額療養費の自己負担の上限ということになります。



月の自己負担の上限80,100円+αを1日あたりで計算してみると約2,500円、


つまり入院の保険を合理的に考えれば日額2,500円で良いということになります。


もちろん差額ベッド代などの自己負担、休職による収入減などを考えれば2,500円では不足するかもしれませんが、保険のセールスから勧められて1万円にするのではなく、自分で必要な金額を考えて決めることが大切なのです。


○万が一の場合


万が一、つまり亡くなってしまったら。これは生命保険の話になります。


もちろん誰しも亡くなったら損失の重大度は計り知れないものがあります。


しかし、お金を払って保険に入るということについては、安心のために大きな保険に入れば良いってものではないと思います。


必要な資金をちゃんと計算する、保険以外に準備されているもの(公的年金とか退職金とか)がないか考えてみる、というのは当然のことですが、実はそれさえもやられていない人が多いように思えます。当たり前のことですが、保険の金額がその人の価値ではありませんよ。



例えば独身女性、1,000万円も2,000万円も保険に入っている人、結構多いです。


その方が亡くなった場合に保険からそれだけのお金が出なければ絶対に誰かが困るか

ということをよく考えて保障額を決めてください。


それと、死亡保障を考える場合、もう一つ大事なこと。


それは死亡率です。


人間はいつかは亡くなりますので最終的な死亡率は100%ですが、保険での死亡率は、保険が必要な年齢までに亡くなる確率と合理的に考えてみてください。


例えばお父さんで言えばお子さんにお金がかからなくなるまで、と考えられます。


12歳の子がいる健康な40歳のお父さん(保険に入れるのは原則健康な人です)が10年以内に亡くなる確率がどれくらいあるでしょうか?


相手方から補償のある交通事故などを除けば1%あるかないかだと思います。


極論ですが、1%に入れば保険が役立ちますが99%に入れば役に立たないということです。



では、99%のほうに入った場合、その人には何が待っているのでしょうか?


そう、長生きのリスクです。


長生きのリスクについては次回から詳しくお話しますが、1%の確率にかけるお金と99%の確率にかけるお金、どちらも必要ですが、そのバランスを考えることが大切なのです。





ファイナンシャルプランニングでは、保険は「リスクマネジメント」という考え方になります。この「リスクマネジメント」というのはみなさんの資産形成上、最優先で考えるべきものです。


なぜならリスクマネジメントとは言い換えれば最悪の事態への対処法ということなので、それがしっかり出来ていればあとは安心して資産形成に専念できるからです。


資産を形成していく過程には、いろんなリスクが予想されます。


どんなリスクがあり、それが皆さんご自分にとってどうなのかを考えてみましょう。


①もし働けなくなったら


ここで考える働けなくなったらというのは、

事故なんかで障害を負って今までの仕事が出来なくなったら、

というイメージで考えてみてください。


発生の頻度と損失の重大度という2点について、

まず損失の重大度はもちろんとっても高いですね。


しかしみなさんがご自分の生活の中でそうなってしまう可能性を考えた場合、

発生の頻度はきわめて低いのではないでしょうか?


よほど危険な仕事や毎日毎日何百キロも車の運転をされる方以外は。


それでも心配な方は所得補償保険などの保険の加入を検討ください。


②病気やケガをしたら


上記①のような状態はそうないにしても、病気やケガで数日から数ヶ月間、

仕事を休まなければならなくなる、ということについてはどうでしょうか?


ただしもしそうなった場合、健康保険等の公的な保障もあります。


健康保険については医療費の自己負担額が3割負担という認識でとりあえずはいいと思いますが、高齢化等により将来の自己負担額は増えるかもしれないということは考えておいたほうがいいでしょうね。


それと健康保険で一つ知っておいたほうが良いポイント、それは高額療養費制度です。


自己負担額が一定金額(月約72,300円)を超えた場合、

超えた分についてはあとで払い戻されるという制度です。
 


健康保険の制度は今お話したようなところがポイントですが、

おそらくみなさんがこの医療費について関心があるのは、


例えばもし大きな病気をした場合の医療費ってどれくらいかかるんだろう?


とか、今入っている入院の保険で足りるんだろうか?


または入院の保険に入ろうと思っているけどどれくらい入ればいいんだろう?


ということではないでしょうか?


その考え方については次回お話しします。



日本人はとっても保険好きです。


世帯加入率は約90%、契約金額も高額です。



だけど不思議なことに自分が入っている保険の内容すら知らない人も少なくありません。


どうしてだと思いますか?


そう、自分で考えていないからです。


セールスの人から勧められるがままとか、
ましてやお付き合いで入った保険だったら内容がわかるはずないですよね。


今回からのお話は、みなさんが加入している保険を題材に、
自分で考える大切さを学んで頂きたいと思います。



そもそも保険とはなんでしょうか?


みなさんが資産を形成していく過程には、いろんなリスクが予想されます。


これらのリスクに対する対処法の「一つ」が保険なんです。



いいですか?


あくまでも「一つ」なんですよ!!



たくさん保険に入っている人は、
何もかも保険に入らなきゃいけないと思っていませんか?


たくさん保険に入るってことは確かに安心かもしれませんが、
それは保険会社にいーっぱいお金を払わないといけないということなんですよ。


「よーくかんがえよー」ってコマーシャルでも言ってましたよね。


保険を考える際にはリスクマネジメントという考え方を身につけてください。



リスクには「発生の頻度」と「損失の重大度」というものがあります。


たとえば月極めの駐車場に自分の車を停めていることを想像してみてください。


【ケース1】
50台位の中の1台が1年前に軽微なイタズラをされたが、それ以来何にもない


【ケース2】
毎日毎日誰かの車が、ひどいイタズラをされている 。



それぞれ、あなたならどうしますか?



【ケース1】なら・・・

別に何にもしないでしょう?


【ケース2】なら・・・

そんな駐車場は解約して別の駐車場にかえたほうがいいですよね?



この二つのケースでは、


○何もしない


○リスクそのものに近づかない


かという選択になります。


この場合、保険に入る必要はないわけです。



保険に入るかどうかは、


発生の頻度と損失の重大度がどうかをよく考え、

さらに保険以外で準備されているものや準備できるものがないかをよく考えること。


つまり保険からお金が出ないと「絶対に」困るかどうか?


ということを「よーくかんがえる」ことです。



今回は「自分で考える力を見つける大切さ」についてお話します。


昔は何もしなくても資産は増えるといいましたが、

もちろん遊んでお金が増えるという意味ではありません。


まじめに働き、倹約して貯蓄に精を出す、ここまでは当時も頑張らないといけませんでした。


ただ、その後は他人任せで良かったという事です。


つまり運用・投資・保険・年金の部分については他人任せにして良かったわけですね。

しかしこれからはこの部分についても自分で考え、選択し実行する力が必要になってくるのです。



いまやマネーに関する情報は、インターネットに代表されるように取ろうと思えばいくらでも取れます。


しかし膨大な情報の中には正しい情報、間違った情報、偏った情報、必要な情報や不要な情報が入り乱れています。この中から自分に必要な情報を選ぶのは至難のワザです。


情報に振り回されたり、あれこれ悩んだり、その結果何も出来なかったでは、ただ単にムダな時間を浪費しただけになってしまいますよね。


そうならない為には、自分で考える力を身につけることです。



たとえば、自分で入っている保険なのになぜか中身がよくわからない、というのは実は自分で考えて入ってないからではないでしょうか?


保険の営業マン(ウーマン)の言うがままだったり、ましてやお付き合いでなんかだったら内容がわかるはずないですよね。またそのような入り方をしている人は、保険が掛けすぎになっている事が多いです。


だって多くの保険の営業は大きな保険を売りたがってるわけですから。



年金に関しても、ただ単に不安に思っているだけでは何の解決にもなりません。


今の年金の仕組みはどうなっているのか?


それは将来どうなっていくのか?


それが自分の老後の生活にどう影響するのか?


そういったことを国が示したモデルケースではなく自分の場合にどうなるかを自分で考え、自分で対策を打つということが大切なのです。



次回からみなさんに身近なこの「保険」と「年金」を題材に使って、「自分で考える力のつけ方」を学びましょう!!



「スマートマネー塾」のより詳しい内容は『女性のためのやさしいマネー講座』 にて勉強できます。


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今回は「ファイナンシャルプランニングの重要性」というお話をします。


今から20~30年前、日本が高度成長してた頃、

この頃は特にファイナンシャルプランニングなんて必要なかったかもしれません。


銀行や郵便局にお金を預けておけば、安全に資産を増やすことが出来ました。


年功序列や終身雇用によって定年まで一生懸命勤めることで、給料も上がり、退職金も約束されていました。


また、国も老後の生活に困らない程度の年金を準備してくれていました。

老後の医療費も面倒をみてくれる制度がありました。

ところが今、過去の常識は通用しなくなっていることは皆さんもお気づきですよね。


銀行に預けても利息はつかないどころか、銀行がつぶれる時代です。年功序列や退職金の制度も様変わりしました。国の年金や医療保険制度もあてにはできない時代になってきました。


つまり、お金に関して何もしなくても自然と増えていく時代から、何もしないと増えないどころか無くなってしまう時代にもうすでに変わっているんです。


こんな理由でこれからは(もうすでに)ファイナンシャルプランニングに基づく資産形成が必要だといわれていますが、ファイナンシャルプランには絶対に有利な方法やウラ技みたいなものはありません。基本を学び、自分自身のマネー体質を理解したうえでプランを作成し、プロセスを踏んで実行し定期的に見直しをする、という地道な努力が必要です。


 「スマートマネー塾」はできるだけわかりやすく、楽しくマネーについて学び、皆さんの地道な努力をサポートしていくパートナーとなりたいと思います。




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