[プログラミング教育] 学生の進路とプログラミング技術 | _

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学生の進路とプログラミング技術

 

 

  将来自分の職業とプログラミング技術能力

 

 

誰でも常にスマートフォンなどの携帯機器を使うモバイル時代が本格化するにつれ、年齢や職業に関係なく、人々は毎日ソフトウェアを使うようになった。 電話をかけるときやSNSをするとき、天気を調べたり、地下鉄・バス路線を探すとき、ニュースを見たり、音楽を聞いたり、物を買うとき、そして食事と飲み物の代金を支払うときはもちろん、職場でほとんどの業務処理をするときにもソフトウェアを既に使っている。 ところが、今後はソフトウェアへの依存性がさらに高まると予想される。 そのため将来、自分の進路や職業によって学習対象と内容が少し変わってくるだけで、今は全ての学生がプログラミング技術を学ばなければならない状況になっている。
今後、日本社会を構成する職業をプログラミング技術活用という観点で大きく2つの職業群に分けられるだろう。 一つは「システムソフトウェア技術者」の職業群であり、もう一つは「応用ソフトウェア技術者」の職業群である。

「システムソフトウェア技術者」職業群に携わる人々は、コンピューティング装置を駆動させるオペレーティングシステムや、膨大なデータを管理するDBエンジン、様々なアプリ運営プラットフォーム、そしてプログラムを作った工程を自動化してくれる著作ソリューションのようなシステムソフトウェアやソフトウェア分野の源泉技術を研究開発し、供給する役割を担うことになるだろう。

このような職業群に従事するためには、ハードウェアのメカニズムやアルゴリズム、プログラム言語の習得や具現化分野に適性や資質が必要である。 そして相当高いレベルの論理力と集中力も求められる。 実際、こうした職種に携わる人は社会構成員の1~2%に過ぎないが、今後のソフトウェア産業の発展はもちろん、企業の競争力と国家と社会全般を運営·維持するのに、非常に重要な役割を果たすといえる。

一方、「応用ソフトウェア技術者」の職業群は政治・経済・社会・言論・教育・芸能・宗教界など多様な産業および職種に従事する残り98~99%の社会構成員だと言える。 これまで彼らは外部の専門企業が作った文書作成機、業務管理プログラムなど標準型ソフトウェアを活用し、断片的な業務を処理してきた。 しかし、世の中のあらゆる分野がモバイル化やスマート化が急激に進むにつれ、そのような偏狭な機能と硬直したソフトウェア使用だけでは様々な仕事に耐え難くなり、自分に必要なプログラムは自分で作り出して使う環境に発展してきている。

「応用ソフトウェア技術者」は、専門技術者たちが研究開発して作ったプラットフォームやソフトウェア著作ソリューションを活用して、自らが携わっている分野についての専門知識と豊富な経験をもとに、必要なプログラムを自ら作り上げることで、仕事のやり方と能率を改善するなど、社会各分野で生じる問題を解決する知識労働者集団といえる。

したがって将来、ソフトウェア専門技術者の進路を希望しない大多数の一般学生も、自分が将来したいことと希望する職業を考えながら、人類が発明した最も強力な仕事処理道具であり、最も広く使われる汎用的手段であるソフトウェア技術を学び応用能力を身につけて、これから直面する多くの問題を解決できるようにしなければならないだろう。

 

 

  職業世界におけるソフトウェア技術の役割

 

 

先の様々なテーマの説明を通じて、私たちがソフトウェアを上手く作れば、これまでやってきたほとんどの仕事を代わりにこなすことができ、ある場合、人々がこれまで出来なかった仕事までもてきぱきとこなすことができる。 そしてソフトウェア技術的環境が発展するにつれ、そのようなタイプのソフトウェア製品を作ることも、以前のように非常に難しかったり費用が多くかかったりすることもなく、限られた専門技術者だけが、できることでもないということを認識できた。

このようにソフトウェア技術の向上により実用化され、社会のあらゆる分野に適用されていくにつれて、職業の世界にも本質的な変化が生じている。 これまで事務室、工場、売り場などで人々が担当してきた多くの仕事処理行為がソフトウェアに代わり、コストと時間も削減され消費者の満足度も大きく増大している。 しかし、反面、多くの人々の雇用が急速に減少していることも注意深く認識する必要がある。

ソフトウェア技術を産業現場に適用する初期には、データの収集、分類、集計などの情報処理形態の単純な仕事に代わってきた。 しかし、徐々に物を売り買いする入出庫や、金銭をやり取りする入出金取引といった重要な仕事の処理、多くの部品を組み立て、製造する生産行為、様々な地域に多くの物を運送する物流処理といった複雑な仕事も、人ではなくソフトウェアが代わりに処理する事例が急速に増えている。

人々の職業という観点から、過去20年間に多くの職種で以前よりもはるかに多くの仕事が減り、わずかしか残っていない仕事や、人々の仕事が完全に消えてしまうことも少なくない。

ところが、世の中のあらゆるところが、スマートなモバイル機器で満たされつつあり、ソフトウェア技術が高度化して人工知能が社会の様々な分野に適用され始めれば、このような現象はさらに加速化することが予想される。 これまでは人がやるしかないと思われてきた専門職の領域においても、人よりもソフトウェアの方が競争力を持つ時代が到来しつつある。

 

実際、社会学者が現在代表的な職業700を深層分析した結果、現在の小学生が社会の主役になる時点である、今後20年以内に47%以上職業が消えると予測している。 そのため、現在の学生たちが、親や叔父のような世代と似た職業や職場を持ち、似たような方式で生きていく可能性はほとんどないとみている。 しかし、失望する必要はない。 このように消えていく伝統的な職業の代わりに、消えてしまった職業よりはるかに多くの種類の職業が新しく誕生しているからである。

 

したがって、今日の学生は多少不確実に見えるが、むしろ無限の可能性と数多くの機会がある今後の世界に備え、準備しなければならない。 このような新しい世の中に備える最も確実な方法は、世の中と環境の変化を日常のように受け入れる変化に対する適応力を備えるべきで、自らソフトウェアを作り活用する能力を確保することと言える。 これからどんな職業や職種に就いてもソフトウェア活用能力は、必ず要求され、あたかも母国語を使いこなす能力のように、誰もが備えるべき必須の生存武器となってきている。

 

これから学生たちの競争相手は、自分のクラスの学生たちや、学校の外の同年代の友達ではなく、ソフトウェアである。 今の世界は、すべての学生にSソフトウェアともっと仲良くなってどんなことを処理しても助けを受けるか、ソフトウェアを支配してこれまでになかったことを作り出して世界を変える能力を持つことを要求している。

 

 

  将来の夢と希望する職業
 

 

職業は人間として生きていくため、最も基本的な生存要件である衣食住の問題を解決してくれる根幹であるといえる。 しかし人なら、職業を衣食住の方便と考えることはできない。 職業は、まず社会構成員の一員として、世の中に必要な役割の中で本人が果たす一種の任務であるといえる。 そして、その任務を遂行しながら、一人の人間として、その社会で必要とする何かをしているやりがいも感じ、自分の適性も発見して能力を養い、ある仕事をやり遂げることによる達成感まで持たせるのが職業だと言える。

したがって、一人の人間に職業を選ぶことは、人が羨望する職業や社会的に有望な職業よりは、自分の手に負える仕事でありながら、普段から好きで、やりたい仕事にかかわる職業であれば、もっと望ましい。 そんな仕事をしながら衣食住の問題までも解決できる職業を選択することが、人生を幸せでやりがいのあるものにする出発点になるだろう。

自分に適した職業を見つけるためには、「これから自分自身が本当にやりたいことは何か、そして自分にできることは何か」から、考えを整理してみる必要がある。 それでやりたい仕事を基準に職業群を探し、そのような職業に携わる人々の役割と業務に対する情報も探してみるようにする。 そして本人が最初に考えたことと比較してみるようにする。 もちろんこの時に、今までになかった新しい職業を考えることもできる。 しかし、たとえ今までになかった職業や仕事であっても、目標とした仕事が人間の役に立ち、世の中に必要なものなら、これから世の中では誰でも新しい職業群を作っていくことができる。

 

しかし、現在社会的に高い収入を得て安定し、多くの人が羨む職業であっても、これからソフトウェア技術の発展によって代替され得るものであったり、ソフトウェアの機能と直接競争をしなければならないものであれば、避けることが望ましい。 そして、現在は脚光を浴びていない仕事でも、ソフトウェアという革新的な技術をうまく融合させ、価値革新と市場拡大を実現できる仕事であれば、これから最も有望な職業になる可能性も高いと言える。


これから世の中では定型化された業務や反復的な作業が多い職場はほとんどソフトウェアに代わられたり統合されたりして、そのような仕事は消滅することになるだろう。 新しいモバイル時代とソフトウェア中心時代に合わせてオリジナルの資質と能力を発揮できる職業を見つけることが、これからの人生を生きていく上で何よりも重要な課題になるだろう。

そして、このような過程を経て将来の夢と希望する職業を決めたら、学生時代から早くそのような夢を実現するために、必要なものが何なのかを調べてみて、一つ一つ準備していくことが望ましいだろう。