ガネーシャ・ギリ先生が監修される、Sri M氏のご著書の翻訳プロジェクトのお知らせを拝見しました。
私がはじめてSri M氏を知ったのは、2012年のSOULJOURNSのインタビュー動画でした。
動画でSri M氏が語る驚くべき体験と、シンプルな言葉で語られる深い叡智に引き込まれ、
何冊かご著書も拝読させていただいています。
現在はyoutubeで数多くの御講話やインタビューがアップされておりますので、いくつかご覧いただければ
『既に探求のゴールにたどり着いた』方であることがおわかりになるかと思います。
クラウドファンディングリンク
https://greenfunding.jp/lab/projects/3065
最新の御講話ビデオ(8月30日サットサンガファンデーション配信)から、『日々の生活におけるヤマ・ニヤマの重要性』
《動画より一部抜粋拙訳》
Q:
毎日の生活において、ヤマ・ニヤマを実践することの重要性とは?
A :
ほとんどの方はご存知でしょう
ヨーガの実践についての最も重要な聖典、教え―私がヨーガというのは、カイヴァリヤ(解脱、モクシャ)に導くもののことを言いますが、
その最も重要で権威ある教書が、パタンジャリのヨーガスートラです
パタンジャリのヨーガスートラは『アシュターンガ・ヨーガスートラ』として知られています
アシュターンガ・ヨーガの目的は何でしょうか?
パタンジャリのヨーガスートラの定義では、yoga is chitta vritti nirodha
ヨーガは、チッタの動きの完全な停止です
それがヨーガのはじまりです
それを行うには、8つのパートのターンガ(アシュターンガ)のうち、最も重要な最初の基礎がヤマとニヤマです
アシュターンガ:
1 ヤマ
2 ニヤマ
3 アーサナ
4 プラーナヤーマ
5 プラッティヤハーラ
6 ダーラナ
7 ディヤーナ
8 サマーディ
サマーディまでいきなりジャンプすることができるでしょうか?
そうであれば、アシュターンガとは呼ばれません
それをエーカンガ・ヨーガと言います
ダイレクトにサマーディにいくもので、そんなヨーガはありません
ですから、ヤマ・ニヤマから始めなければなりません
ヤマ・ニヤマという基礎を築くことなく、アーサナ・プラーナヤーマ・ディヤーナなどに進むことはできません
ではヤマ・ニヤマとはなんでしょうか?
それは、日常生活において人が実践するべき規則と規定です
日常生活をどう送るべきか、どう生きるべきかです
暴力的であるべきか非暴力であるべきか
貪欲であるべきか、それともどこかで一線を画すべきか
簡素な生活を送るか、複雑な生活か
そのすべてが実践されたとき はじめて人はダーラナ、ディヤーナ、サマーディなどに進むことができるのです
人々は手っ取り早い近道を期待します
ヤマ・ニヤマの困難を経験したくないからです
もう一度強調しますが、ヤマ・ニヤマを実践することなく真実への旅ができるジェット機があると思ってはいけません
何回息を吸ったり吐いたりしようとです
それは健康には良いものです
肉体、マインドが健康になり、体が軽くなって知性が鋭くなりますが
知性が鋭くなると、あなたがヤマ・ニヤマに自信がない場合は注意が必要です
あなたが瞑想をし、クリヤー(ヨーガ)を実践し、適度な食事とライフスタイルを守るなら、しばらくするとマインドがクリアでシャープになります
ヤマ・ニヤマを実践していなければ、このパワフルなマインドは誤用されます
しかし、そこには安全装置があります
基本的なヤマ・ニヤマが守られないかぎり、他者に危害をもたらすレベルの特別な能力を得るヨーギはいません
それが安全ボルトです
Om Hreem Shri Gurubhyo Namah