現在、インドの僧侶からホーマ(護摩)の手ほどきを受けていますが
これが予想以上に難しい。
初めて耳にする長いサンスクリットマントラを、
先生に倣って3回繰り返した後 すぐに一人で唱えさせられます。
先生は優しいけれど威厳があり
ええ~ わたし できなーい
などとふざけた発言ができる雰囲気は微塵もありません。
絶体絶命の境地でひとり滝汗を流しながら、
もはやサンスクリットどころか何語かわからない言語がしーんとした空気に響き
非常に気まずいです。
この時点でまだホーマの前段階の祈り部分かと思うと、軽くめまいが。
ホーマといえば普通は僧侶が行うものなのですが
カリユガにおけるダルマシャーストラ(法典)の権威と呼ばれる聖仙パラーシャラによれば
ホーマのような儀式は
自分の名前で自分の弟子が行う場合は自分の名前で僧侶が行うよりも100倍強力であり
自分の名前で自分の子孫が行う場合は自分の名前で自分の弟子が行うよりも100倍強力、
自分自身で行う儀式は自分の名前で自分の子孫が行うよりも100倍強力だということです。
つまり、自分自身で行うホーマは自分の名前で僧侶が行うよりも百万倍強力なことになります。
悪徳の時代には、もはや僧侶も人々を霊的に向上させる力が限られていると言われますが
しかしそれは自力の時代でもあり、悪いことではないですよね。
最初は、どんなホーマでもまずガネーシャへの祈りから始まるので
ガナパティホーマを学びます。
ガナパティホーマといえば、カストゥーリ博士の著書に印象的なお話がありました。
ラマナ・マハルシの高弟、スワミ・アムリタナンダがプラシャンティ・ニラヤムに到着すると
ババ(サティア・サイババ)はすぐに「アムリタン」と話しかけられました。
ババはその85歳のスワミに、彼が7歳のときに41日間にわたって行ったガナパティホーマについてお尋ねになりました。
ババはスワミに、毎回火のなかに捧げられた供物と長いマントラも含めたそのホーマの詳細を話し、
彼が41日間何千回もこのマントラを繰り返し、それと同じくらい多くのココナッツをホーマの聖火に捧げたと仰いました。
「シャーストラにおいて約束された報酬は何ですか?」と、ババはその年老いた行者にお尋ねになりました。
儀式を重んじ入念にホーマが行われるなら、ガナパティ御自身が光り輝く黄金色の象の頭と鼻を持つ神として護摩壇に現れて最後の供物を受け取り、ダルシャンによって永遠の至福を授けます、と彼は答えました。
ババは、彼がそのダルシャンを得たかどうかお聞きになりました。
アムリタナンダは、7歳の少年がたったそれだけのマントラと捧げ物で神のダルシャンを得るのは容易ではありません、と返事をしましたが
ババは彼をさえぎり、こう言われました。
「いいえ、違います。あのジャパとホーマのおかげで、あなたは今私のもとへやって来ました。
78年後の今日、あなたはシャーストラに述べられた報酬を得るのです」。
そしてババがスワミにババの方を見るように言うと、なんと、アムリタナンダは経典に述べられた通り黄金色の象、ガナパティを見たのです。
彼はこのダルシャンの後4日間放心状態になり、食べることも飲むことも眠ることも放棄し、至福に浸りました。
