心が生きて春を感じている
それは少し強くなれたからなんだと
君が僕に言ったあの日
一人で生きて人波に流れながら
孤独を知った気でいたから
そんな君の言葉も人影に吐いた吐息に漏れて消えた
僕は足跡にこだわるようになった事を
消えては気付く空の色に重ねたままで
人一人の夢はこの街じゃ儚いなんて
子どもさえも知っている事に
やぶれたものの負い目を感じていた
そうして時の流れと逆さに幼くなれば
誰と同じようにまた傷つく事で大人になる
そんな事を何度となく繰り返して
ようやく少し強くなれた春の日に気付けた
今の僕は君から見ればまだ幼いだろうか
恐れながら再度描いた前よりも大人びた夢を
今後は僕の方から君に伝える
もう都会に叶う事を知り尽くした二人で
今日までの事を称えあうように
そしてまた春の日に遠くへでかけようか
きっと幾度目の春はそうして見れば
生きていく意味を探せるようで嬉しい
だから今口ずさむ歌はいつもよりも優しくて
二人が今知る思い出と同じようにただそれだけで優しい