望郷の土の匂いがさらい行く
穏やかな風が
そっと優しく吹きそうな今日の日の窓辺
足跡は足跡だからそれ以上はないけれど
思えばこの道の後に意味ができ
僕にしか意味のないものだけど
誰よりも側で僕といる
街中の人波に流れ迷う姿は
探してたものと違い
悔しさで浜辺に書いた只の惑いも
街角で飽き足りた誰かの言葉になって流れる
春に始まる終わりもあるから
帰り道は寂しさと
思い出を荷物にして詰めた駅のホーム
夢探しては時も動き続ける事に気付くのに
もう若くないから
諦めなきゃならないだなんて
窓際の席何も言えずに荷物引き連れ
遠い景色焼き付けていた
始まりの日もそうだったから
ただあの頃は一抹の不安に希みが勝って
心に降りる白い雲は青空に映えた
旅の終わりはここじゃないから
叶わぬ夢に抱かれないで
明日は澄んだままに心を抱く
答えにしない今日はまだ
惑いながら夢に生きた日々の事を
さようならじゃ言い尽くせぬ
何か全てを街の空にそっと歌う
故郷の土と空でもそっと歌うのさ